『CS:GO』含む複数作品のストアページが、Steamから突然の一時削除。謎のまま残る“空白の2時間”

 

米国時間で3月9日深夜(日本時間で翌17時ごろ)、Steamにて『Counter-Strike: Global Offensive』(以下、CS:GO)のストアページが忽然と消えさるとの事案が発生した。同様の事象はほかタイトルでも確認されており、『Paws and Claws: Pet Vet』『Section 8: Prejudice』などのタイトルもストアページ消失が報告された。このほか『Fallout: New Vegas』『Black Desert Online』(海外版『黒い砂漠』)については、DLCが使用不可となっていたことが確認されている。映画コンテンツについても閲覧できない状態が見られ、「マッドマックス」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」などのストアページが削除されていた。 

この間、すでにゲームを所有しているプレイヤーには影響がなかったことが確認されている。このことから、問題が生じたのはゲームそのものではなくストアページ単体だったようだ。SteamDBにてストアページの更新履歴を確認すると、スクリーンショットや動画がひとつずつ削除された上でストアページが消去されていたことがうかがえる。ストアページは約2時間後に復旧し、現在は通常どおり閲覧することが可能だ。 
 

 
ユーザーからは「ストアページアップデートのため」「何らかのイベントの準備のため」などの推論が上がっている。しかしストアページ消失の範囲が広範にわたることから、大方「何らかの手違いによるもの」との見立てが強いかもしれない。ストアページ復旧後には、Twitterにて『CS:GO』プロプレイヤーのLukas Rossander氏がコメント。「おかえり、CS:GO」とのツイートを送っている。するとこれに対し、Valveの運営する『CS:GO』公式Twitterが引用リツイートをおこなっている。そこには具体的な説明は一切なく、ただ1枚のGIF画像が添付。「何かを一生懸命タイピングしているうちに、うっかりDeleteキーを押してしまう男」が映し出されている。 
 

https://twitter.com/CSGO/status/1369330421108903936

 
上記が本件について、Valveから出された唯一のレスポンスである。果たしてGIF画像の内容が「本当にうっかりストアページを消してしまった」ことを意味するのか、はたまた単なるブラックジョークなのかは不明。海外メディアPCGamesNは現在、今回の一件についてValveにコメントを求めているところだという。