終末世界をBMXで駆けるメトロイドヴァニア『TURBO KID Video Game』発表。映画「ターボキッド」の公式ゲーム

 

デベロッパーのOutermindsは3月9日、新作アクションゲーム『TURBO KID Video Game』を発表し、ティザートレイラーを公開した。対応プラットフォームは未発表だが、2022年に発売予定だという。

『TURBO KID Video Game』は、2015年公開の映画「TURBO KID(ターボキッド)」のゲーム版だ。同映画の制作会社やプロデューサーと協力して開発中だという。映画では、核戦争によって文明が崩壊した近未来を舞台に、アメコミ「ターボライダー」のヒーローに憧れる少年キッドの活躍が描かれた。貴重な水と共に地域一帯を支配するゼウスによって、キッドが惹かれる謎の少女アップルがさらわれてしまい、キッドは憧れのヒーローとよく似た真っ赤なスーツに身を包み、BMXに乗ってアジトに乗り込む。コメディ要素のあるSF映画である。

本作では、映画版と同じ文明崩壊後の近未来(1997年)を舞台にし、プレイヤーはキッドとなり荒野を生き抜き、友人を探す冒険をおこなうという。おそらく設定は映画版と同じで、友人とはアップルを指しているのだろう。また、広大かつ多様な環境を持つ退廃した世界や、やりすぎ感のあるゴア要素、そして心温まる物語も映画版と同様に表現するとのこと。

実際のゲームプレイについては、まだ多くは明かされていない。ただ、ジャンルとしてはメトロイドヴァニアになるそうだ。今回公開されたトレイラーでは、サイドビューにてBMXに乗って移動し、剣やショットで敵と戦う様子が見られる。BMXパートでは、起伏のある環境を走りながら、大ジャンプしたりバニーホップして障害物を飛び越えている。トリック(技)を決める要素もあるとのことで、単に移動するだけのパートというわけではなさそうだ。

そしてバトルでは、投擲物を剣ではじき返したり、ドッジロールで背後に回り込んだりと敵の攻撃をかわしながら、剣やショットで反撃している。映画では、主人公のキッドはターボライダー風の赤いスーツを偶然発見し、スーツに秘められた強力な能力を駆使して戦う。そうした設定も本作には反映されているようだ。

TURBO KID Video Game』は、2022年配信予定。対応プラットフォームやゲームプレイの詳細は今後明らかになるだろう。

*原作である映画「ターボキッド」の予告編。ゴア表現が苦手な方は視聴注意。