宇宙人狼『Among Us』アプデで日本語化、クイックチャットなど便利な機能登場。「キルフラ」削除でアドミン警察の危機も

 

Innerslothは3月6日、宇宙人狼ゲーム『Among Us』におけるアップデート(v 2021.2.21)を実施した。本アップデートではPC/モバイル版の日本語化やクイックチャットの追加、「キルフラ」の削除などが含まれる。
 

 
『Among Us』はすでにNintendo Switch版にて日本語バージョンがリリースされていたが、本アップデートによりPC/モバイル版でも言語設定が可能となった。タイトル画面の設定(歯車マーク)から「Language」を選択することで、母語の設定ができるようになる。また、チャットにおいても日本語入力が可能となった。こちらはゲームの言語設定によらず、日本語での発言が可能となっているようだ。

また本アップデートによりクイックチャットが実装。あらかじめ用意された定型文による議論が可能になった。「(A)は何してた?」「(A)を修理したの誰?」といった、最低限必要な発言がひととおり揃えられている。これまで以上にテンポよくコミュニケーションが可能となるほか、野良参加でのチャットにハードルを感じていたユーザーにとってもスムーズな議論が可能となりそうだ。なおクイックチャットの実装にともない、チャットモードとしては「クイックチャットのみ」「クイックチャットとフリーチャット併用」の2種類を選択できるようになった。これにともない、ユーザーの年齢による区分も実装。初回起動時に生年月日を尋ねられ、18歳以下の場合は「クイックチャットのみ」しか選択できない仕様となっている。
 

定型文は「私」「ユーザー名」などを組み合わせて使用可能。

 
またゲームプレイにおける大きな変更点としては、「キルフラ」ことキルフラッシュの削除が大きな要素となっている。キルフラッシュとは、管理室のアドミン端末で目撃できる現象だった。アドミン端末ではマップ全体の設備と、各エリアに何名のプレイヤーがいるかを確認することが可能。このとき、エリアに2名以上のプレイヤーがいると、片方だけのアイコンが点滅することがある。

点滅が生ずる原因は複数存在するが、もっとも高い可能性は一方がもう一方のプレイヤーにキルされた場合。クルーが殺害されると、その瞬間だけアドミン端末からアイコンが消えるのだ。点滅が起きたあともプレイヤーのアイコンは復活して表示されるものの、実際に現場へ行くと死体だけが残されている場合が多い。よって、点滅が起きた瞬間に被害者と一緒にいたプレイヤーがインポスターであると特定することができるわけだ。ただし、このキルフラが本アップデートより削除。アドミンでは、たとえエリア内にいるメンバーが殺害されてもアイコンに変化が起きないようになった。インポスターとしては有利な変更といえるだろう。このほか、インポスターの片方がキルするともう一方のキルタイマーが一瞬「1」のカウントになる現象も削除されている。
 

 
『Among Us』はPC(Steam)/iOS/Android/Nintendo Switch向けに配信中だ。