『Hyper Scape』の「地面は溶岩」モード配信。少人数で遊べるチームデスマッチなど、人口減に悩む同作の模索続く

 

Ubisoftは11月10日、『Hyper Scape(ハイパースケープ)』にて期間限定モード「地面は溶岩(Floor is Lava)」の配信を開始した。地面は溶岩は、その名のとおり地面が溶岩地帯になるゲームモードだ。ネオ・エルカディアの街が灼熱の溶岩地獄となる。各スクワッドが使用できるのは限られたハックと武器のみ。制限が設けられる中、建物の屋上から屋上へと飛び移って移動しながら最大99人対戦に挑むのだ。地面は溶岩モードでは機動系のハックが役立つほか、インバラナブル(旧名アーマー)とボールハックによって溶岩落下時のダメージを軽減できる。シーズン2の新ハックであるプラットフォームを使って落下を防ぐことも可能だ。


『Hyper Scape』は最大100人で対戦する基本プレイ無料のFPS。ローンチ時期には注目を集めたものの、その後はプレイ人口が減少。10月にはUbisoftより、現状を打破すべくアクションを起こしていくと、改善項目とあわせてブログにて伝えられた(関連記事)。主には新規プレイヤーの参入ハードルを下げるほか、ゲームモードの再考が課題として掲げられた。

新たなゲームモードとしては、少ない人数でも遊べる「チームデスマッチ」の開発が進められており、11月18日からプロトタイプ版が遊べるようになる(公式ブログ)。リスポーンありのゲームモードであり、プレイ人数としては6対6か9対9が検討されている。死を恐れることなく、本作の戦闘部分にフォーカスして遊べるという。少人数で遊べるため、マッチング時間の短縮にも期待できそうだ。


11月18日のアップデートでは、チームデスマッチのほか、フリーロームモードを実装予定。戦いの舞台となるネオ・エルカディアを、ソロで自由に探索できるモードだ。ボットやターゲットドローンを相手とした射撃練習も兼ねて遊べる。本作では、プレイヤー人数に応じて、マッチ開始時のマップサイズが調整される仕組みが採用されている。最近ではマッチングする人数が少ないため、マップの大部分が閉じた状態で遊ぶケースが増えており、新規プレイヤーがマップを覚えづらい。マップを覚える上で有用なモードとなりそうだ。なおターゲットドローンは、フリーロームだけでなく練習場(テストグラウンド)にも実装される。


そのほか、12月10日にはコンソール版のクロスプレイ対応を予定。こちらもマッチング時間の改善につながってくるだろう。PC版のクロスプレイ対応は後日になるとのこと。PC版はマッチング時間が特に長いため対応が待たれる。基本プレイ無料のバトルロイヤルゲーム『Hyper Scape』はPC/PS4/Xbox One向けに配信中。ゲームモードはローテーションで変更する仕組みとなっており、現在はソロモードと地面は溶岩(スクワッド)を遊べる。