SF宇宙病院経営シム『Galacticare』5月23日発売へ。さまざまなエイリアンを治療しつつ病院を自由に建設拡張、果てには銀河も救う

 

CULT Gamesは『Galacticare』を日本時間5月23日23時に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Games ストア/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Galacticare』は銀河をまたにかけてケガや病気を治療する宇宙病院を舞台としたSF病院経営シミュレーションゲーム。プレイヤーは病院の経営者となり、DJ、大野菜の農家、菌中毒の僧侶などの個性と病歴豊かなスタッフを採用。病院内の設備を整え、テレポーターやホログラフィック分析器などの機器を活用しつつ、病院の拡張に励むことになる。

病院にやってくる患者は小さな生体構造のキツネザルから宇宙船サイズの宇宙飛行士、はたまた惑星そのものまで存在、患者によってさまざまな症状が確認されるとのこと。プレイヤーは症状の原因を究明して研究し、もし可能であれば治療する。

治療に使える器具は電気銃や火炎放射を適切に患者に向けて発射できるプロジェクタイル医療機器があるようだ。ほかにも脳みそ型のクリーチャーを利用して患者の精神に直接感応し、潜在意識を治療できるものなど、ユニークなものが登場。実験段階の機器のため想定と違う結果をもたらすこともあるが、効果はあるようだ。これらの医療機器はもちろん適切な資格を持った医師しか使用することはできないそうなので、患者は安心して治療を受けられるのだろう。

また銀河中から病院にやってくるさまざまな種族の患者の需要を満たすために、閉所恐怖症対策のスペースや、ポストモダンアートの設置など、病院内の環境にも気を配る必要があるようだ。治療を通して種族と友好関係を深めることができれば、その文明から報酬をもらうこともできる。


病院やその設備の配置はプレイヤー自身がデザインすることが可能で、最大限に効率化された病院を作り上げることも目的となる。実験的な治療施設を建設し、改善することで、病院経営に伴って発生し続ける問題に対応していくことになる。また本作にはキャンペーンモードとサンドボックスモードが実装されるとのこと。23世紀の地球を周回していた頃から、超次元神の内部世界に事業を発展させるにいたるまで、さまざまな時代で試練を経て病院を経営していき、銀河を救うのだ。

本作の開発を手がけるBrightrock Gamesはイングランド・ブライトンに拠点を置く会社。過去にはダンジョン経営RTS『War for the Overworld』を手がけており、約6000件のレビューのうち86%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。ダンジョン経営シムの名作『Dungeon Keeper』シリーズと比較するレビューが多く、同シリーズの精神を後継しつつも、それを現代的に洗練したゲームプレイが好評を博している。ブラックユーモアに満ちた作風も特徴で、本作にもそのエッセンスが受け継がれているのだろう。


『Galacticare』は5月23日発売予定。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Games ストア/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One