ウーバー感覚で人命救助に励む『Embr』Steam早期アクセス配信開始。火災やガス漏れに対処しながら命を救う、ハチャメチャ消防士アクション

パブリッシャーのCurve Digitalは5月22日、Steamにて一人称視点の消防士アクション『Embr』の早期アクセス配信を開始した。日本語字幕・インターフェイスにも対応。通常販売価格は2050円となっており、5月29日までのプロモーション期間中は20%オフ(1640円)で購入できる。ソロプレイおよび最大4人までの協力プレイが可能だ。

『Embr』の舞台となるのは、従来的な救急隊がいなくなった超資本主義社会。以下のトレイラーにて「ウーバー・ファイアファイターズ」と紹介されているように、同作の世界ではUber感覚でアプリに登録するだけで消防士になれてしまう。Uberを意識したと思わしき「Embr」という緊急サービスアプリで依頼内容を確認。火災現場に向かって、逃げ遅れた依頼主たちを救助するのが仕事だ。

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フリーランスの仕事は自己責任。持ち込むツールも自分で決める。必需品と言える消防ホース、救助対象者の位置を表示するスキャナー、ドアを破壊するためのオノ、ガス漏れに対処するための扇風機、上階に登るためのハシゴ、脱出時に便利なトランポリン。さらにはグラップリングフック 、スプリンクラー、ブリーチングチャージ、ジャンプパッド、ウォータースライダーなど、多彩なツールからロードアウトを決めて出動する。建物内は火災、漏電、ガス漏れなどハザードまみれ。パズルを解くような感覚で対処しながら救助活動を進めていく。

救助対象者を見つけたら抱えて脱出。安全地帯まで無事に運べれば救助成功だ。面倒がって窓から放り投げたりすると死んでしまう可能性があるため、ちゃんと物ではなく人として扱おう。人命第一ではあるが、収入を増やしたいのであれば財産の保護も視野に入れなくてはならない。建物内から財産・金品を回収すればボーナス獲得。リスクを厭わない姿勢が、収入増という確かなリターンにつながる。なお火災は消火ツールを使うことで一時的に抑え込めるが、完全には消しきれない。火が手に負えないほどに広がる前に人命救助を終えねばならない。

ゲームや自撮りに夢中で、事態の深刻さを理解していない様子

任務完了後は、救助人数や財産回収といった仕事ぶりに応じて代金が支払われるほか、依頼主のカスタマーレビューとして評価を下される。受け取り額は、救助人数や回収に成功した財産によって計算されるボーナス、依頼主のチップなどから、アプリ提供社の手数料・サービス料(合計15%)を引いた金額。現実世界の米Uberと比べて、低めの手数料・サービス料となっている。実働時間10~20分目安と短めながら、救助人数1人あたり100ドルと、報酬はそれなりに高めである。

先述したように、救命活動に必要なツールは自腹。稼いだお金は、さらなるツールの購入にあてる。高価なツールを揃えて、より安全かつ効率的に仕事を進めるのだ。各種ツールは、緊急サービスEmbrの「Embr Shop」から購入する。手数料だけでなく、ツール販売を通じて登録者からお金を回収するという、よくできたビジネスだ。救命活動中にうっかり依頼主を殺めてしまっても、アプリ提供社はあまり気にしていない様子なので、そのあたりの免責事項もしっかりしているのだろう。

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同作は「もしも訓練されていない人たちが、Uber感覚で救命活動をし始めたら」という視点で描かれたゲーム。規制緩和や技術発展により生まれた新しいビジネス機会をものにする、Uberを筆頭とした企業・サービスを対象とした風刺にもなっている。『Embr』のSteam早期アクセス期間は1年を予定。現時点で実装されているのは2~3時間分のコンテンツのみだが、このさき新しいゲームモードやキャンペーンといったコンテンツを追加していくとのことだ。

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