車窓アドベンチャー『最涯の列車 時の終わり、大地の始まり』発表。美しいグラフィックで謎めいた旅情描く

画像はトレイラーよりキャプチャ
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個人開発者の畳部屋氏は12月30日、『最涯(さいはて)の列車 時の終わり、大地の始まり』を発表した。対応プラットフォームはPCで、2020年のリリースを予定しているという。『最涯の列車 時の終わり、大地の始まり』は、パズルアドベンチャーゲームだ。

同作においては、映像とあらすじが公開されている。あらすじは以下のとおり。

虚ろ野と呼ばれる草原は
あの世とこの世の狭間だと人は言う。
魂が、安息を見つける最後の土地だと人は言う。

永遠に走る列車の中で
悠久の栄華を誇った帝国の滅亡と、
歴史に翻弄され忘れられた
高貴な少女の手がかりを追う。

そして、列車がたどり着くのは……

映像では、草原をはしる列車と、古めかしくも美しい列車の内装、そして車窓などが確認できる。畳部屋氏は自身のTwitterにて、「今回は若干パズル要素のあるアドベンチャーゲームになる予定です。また、車窓から見える変わりゆく景色とその旅情のようなものにもこだわって制作していますので、完成の暁にはそちらも楽しんでいただければ」とコメントしている。列車、車窓、草原。そうした要素が絡んでくるゲームになりそうだ。

画像はトレイラーよりキャプチャ

畳部屋氏は、3Dアドベンチャーゲーム『NOSTALGIC TRAIN』をリリースしたナラティブ&環境アーティスト。同作は、Unreal Engine 4を用いて日本の田舎を極めて美麗に描き出す作品であった。第22回文化庁メディア芸術祭、審査委員会推薦作品にも選出されている。前作は田舎を歩いて資料を集めテキストを読んでいく、いわゆるウォーキングシミュレーター風の作品であったが、今作においてはパズル要素が導入されているようだ。今作でも美しいビジュアルは健在。あらすじから読み取れる設定はかなり謎めいているが、今回はどのような物語が描かれるのだろうか。

『最涯の列車 時の終わり、大地の始まり』は、2020年に発売予定だ。

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国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)