『GTA VI』の発売日がくるまで『GTA V』で車が走り続ける、謎だらけのゲームプレイがライブ配信中。はてなき死のドライブ

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今から6年前となる2013年に 発売されて以降、現在に至るまで数多くのアップデートが重ね続けられてきた『グランド・セフト・オートV』。精巧に作り込まれたマップ、バラエティに富むミッションやアクティビティの数々、自由度の高いマルチプレイなどが詰め込まれた本作は、累計出荷本数1億本を突破しており、いまだに多くのゲーマーから人気を集めている作品のひとつだ。そんな本作にて、『GTA VI』の発売日までひたすら車を走行させるという、気の遠くなるような ライブ配信がおこなわれている。

配信をおこなっているのは、10HoursMoviesという名のYouTubeチャンネル。その名の通り、再生時間が10時間におよぶ動画のみを投稿している一風変わったチャンネルだ。同チャンネルは、10月5日より『GTA V』のマップ内をドライブする映像を配信開始。タイトルは「Driving Around the Map in GTA 5 Until the Release of GTA 6」(GTA 6が発売されるまでGTA 5のマップをドライブ)。タイトルどおり、現在に至るまで延々と車が走る映像が配信され続けており、本稿執筆時点で配信開始時から15日と21時間が経過。ドライブは950周目に突入している。

前述した経過時間や周回数は、YouTubeのチャット欄に特定のワードを打ち込むことで確認可能。「!time」と入力すると、ドライブの経過日数および時間が。「!laps」と打ち込むと、マップの周回数が表示される。また「!song」と送信すると、映像内で流れている音楽のタイトルとSpotifyへのリンクがチャット欄に出現。ほかにも「And the winner is.. !!!」(そして勝者は.. !!!)の一文とともに、チャット内に参加するユーザーの名前をランダムに表示する、「!spinthebottle」という変わったコマンドも存在する。

そんな謎に満ちた配信だが、「ガソリン代」として募金(ユーロ)を受け付けている。寄付の方法としては、チャンネル概要欄のリンク、もしくはチャット欄に「!donate」と入力すると表示されるリンク先へアクセス。フォームにメールアドレスを入力し、メッセージを添えて寄付をおこなうことができる。支払いにはPayPalやVisa、MasterCardなどが対応しているようだ。映像の右側には、寄付額が多いユーザー上位5名と、直近に寄付したユーザー5名の名前と寄付額が表示されている。また10ユーロ以上寄付したユーザーの名前は、すべてチャンネル概要欄に記載している模様。ただし、表示されているのは2ユーロや3ユーロの寄付ユーザーばかりで、記載との整合性に不安がある。。つまり、映像や概要欄に表示されるユーザー名は、架空の存在である可能性が考えられる。映像にユーザー名を表示させたいからと、むやみに寄付するのは辞めておいたほうがいいかもしれない。

『GTA VI』の発売日までドライブをし続けるという、10HoursMoviesによる異色な配信。もちろん『GTA』シリーズ開発元のRockstar Gamesは『GTA VI』に関する情報を一切出しておらず、現時点でドライブには終わりが見えない。また、映像に映る車は誰が操作しているのか、「ガソリン代」として徴収したお金はどこに流れるのか。さまざまな点において疑問が残る配信となっている。ともあれ、本稿執筆時点で視聴者数は常に200人近くをキープしており、映像の単調さに対して視聴しているユーザー数は多いと言えるだろう。それだけ『GTA VI』の発売を熱望するファンが多いということなのかもしれない。

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