潜入ミッション中だけどクシャミが止まらない一人称視点ステルスシューター『Skin Deep』発表。『Quadrilateral Cowboy』開発陣の新作

 

実験的な映像手法で知られるインディースタジオBlendo Gamesは10月17日、一人称視点の宇宙船ステルスシューター『Skin Deep』を発表した。対応プラットフォームはWindows(Steam)で、配信日はゲームの設定とかけてか「The Future」(未来)とだけ記されている。ちなみに公式FAQによると開発が開始されたのは2018年7月頃とのこと。前作『Quadrilateral Cowboy』のように開発に4年超かかるのか、という設問に対しては「そうならないといいね(I hope not)」とだけ回答している。

ゲームデベロッパーBrendon Chung氏率いるBlendo Gamesは、『Atom Zombie Smasher』『Thirty Flights of Loving』『Quadrilateral Cowboy』といった作品を開発してきたインディースタジオ。実験的な短編アドベンチャー作品を得意としてきたが、前作『Quadrilateral Cowboy』では10時間規模というボリュームのある作品に挑戦し、2017年の「Independent Games Festival」にて大賞を獲得している(弊誌レビュー)。

毎回異なるジャンルに挑戦するBlendo Games。最新作『Skin Deep』では、近年のBlendo Games作品にて特徴的であった巨大な立方体顔のキャラクター造形が八頭身に変化。ただしトレイラーから確認できるゲームプレイ映像は、これまでのようにユーモアを感じさせる内容となっている。

本作の世界では、重要人物は保険会社によりコールドスリープ状態で宇宙貨物船に送り込まれる。そんな無防備な宇宙船に宇宙海賊が乗り込みアラームを解除。主人公はそうした状況に送り込まれた工作員として、数でも火力でも劣勢に立たされた中、宇宙船の構造や設備を利用して裏をかいていく。ただし、タイミングが悪いときにくしゃみをしてしまったり、裸足にガラスの破片が刺さってしまったりと、緊迫感をやわらげるようなアクシデントに見舞われる。

毎作、特定のジャンルに対し変わった角度からアプローチするBlendo Games。「イマーシブ一人称視点シューター」と称された本作ではどのような角度から攻めてくるのか、発売日の「The Future」が待ち遠しい。