『レインボーシックス シージ』に新手のブリーチャー追加か。新シーズン「OPERATION GRIM SKY」の発表を受けてファン考察が進む

 

Ubisoft810日、『Tom Clancy’s Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』において、「Map Rework」プロジェクトの第一弾である、ヘレフォード基地の新たなレベルデザインを、ティザー映像として公開した。また同社は8日にも、イヤー3シーズン3OPERATION GRIM SKY」に関する一部情報を公開している。今回の新シーズンでは、2人のオペレーターと1つのマップリメイク、また、武器アタッチメントのサイト調整と、コンシューマー版の解像度調整が行われる予定だ。

時は87日。Ubisoftが突如、とあるフッテージを公開した。雨に濡れたアスファルトの水溜りに、何かが反射し映り込んでいる。エンブレムだ。反転して読みづらいが、「HEREFORD」という文字をなんとか確認できる。そして「One familiar place. (一つの見慣れた場所)」との一文が、フッテージと合わせて公開された。これら2つの情報から、ファンの間で「ヘレフォード基地の刷新ではないか」と注目を集めていた。

同マップの刷新は、219日の時点で、Ubisoftより予告されていた。既存マップを一から作り直すプロジェクト「Map Rework」の第一弾として、ヘレフォード基地がリメイク対象に選ばれていたのだ。そして来たる新シーズンにて、リメイクされたヘレフォード基地がついに実装される。

 

30年前の雨降るヘレフォードにて

今回発表された映像では、元のマップデザインから大きく変わったヘレフォード基地の姿が収録されている。途中、映し出されるガレージや階段の構造、屋外の射撃場には、少々の名残は感じられるものの、外装から内部デザインに至るまで、構造が大幅に変更されていることが確認できる。

本マップの舞台は、30年前のヘレフォード基地をイメージしたもので、木造建築、レンガ造りなど、破壊可能な箇所を認識しやすく変更されているとのこと。同マップの現状は、爆弾解除のモードにおいて、防衛側の地下エリアのピック率が多く、それ以外のエリアでは、窓に隣接してオブジェクティブが設置されており、(建物に侵入→エリア確保)といった、攻撃側による急展開なゲーム運びが可能であった。これは防衛側にとって、遊撃に出ることが非常にリスキーであったのだ。この侵入部分に関して、(建物に侵入→オブジェクティブポイントを包囲→エリア確保)といった、侵入→エリア確保の流れの間に、もう一つの段階を導入することで、攻撃側と防衛側の双方に、戦術的ゆとりを持たせるよう変更されるとのこと。

また映像からも確認できる通り、雨天の日が舞台となっており、本作初の天候エフェクトが導入されることになるようだ。雨により視界が遮られたり、雨天独自の障害があるのだろうか。今の所詳細は不明である。

ガスバーナー男と電流盾女に関する考察

OPERATION GRIM SKY」では、既存のマップのリメイクと合わせて、計2人のオペレーターが追加される。一人はアメリカ デルタフォース所属の、外科手術の専門医の経歴を持つアタッカーだ。上部画像左の彼がそうである。手には、ガスバーナーのようなガジェットが確認でき、これが「補強壁を破壊することができるものではないか?」と、ファンの間では推測されている。これは、5月にPC Gamerにて公開された開発者のインタビューにおいて公言されていた、新オペレーターの一部詳細から裏付けたものだ。インタビューによれば、開発者は「補強壁の破壊に特化したオペレーターを現在開発中である」と公言しており、テルミット、火花に続く突破口を開くガジェットが追加される可能性が以前から示唆されていた。もし実際にそうであるならば、プレイヤーが好きな形に補強壁を焼く、といったことが可能になるかもしれない。

また防衛側には、イギリス スコットランドヤード出身の、警視庁特殊部隊所属の女性ディフェンダーが追加される。上部画像右側の彼女は、盾のようなガジェットを所持しているのが分かる。現状では、盾持ちのオペレーターはモンターニュとブリッツの2人が存在しており、同じようなガジェットが追加されることは、バランス上考えにくい。今回追加される攻撃側オペレーターが、補強壁を破壊することに特化した人物だとすれば、突破口を切り開けるオペレーターの数が、計3人となってしまうので、破壊された壁を塞ぐオペレーターが登場してもおかしくはない。これらの推測も、補強された壁を破壊するアタッカー、それらを修復するディフェンダーという、新オペレーター同士がお互いに対抗手段を持ち合わせているという点において、辻褄が合うのではないか。また、新ディフェンダーのガジェット上部には、電流のようなものが流れている。バンディットのように補強壁に電流を流すことが可能なのだろうか。謎が深まる。

公式が公開した画像や文章から、コミュニティサイトredditでは、新しく追加されるオペレーターの考察が現在熱く交わされている。中には「『ゴーストリコン ワイルドランズ』の主人公であるノマドではないか?」と推測するユニークな投稿なども見受けられるが、公式による一枚の画像投稿から、このような考察がなされるのは毎度恒例のことだ。こうした、ファン独自の解釈を元に、様々な意見が飛び交い、盛り上がりを見せるのは、本シリーズが大変愛されている証拠なのだろう。

OPERATION GRIM SKY」のさらなる情報は、世界大会Six Major Parisにて披露される予定だ。大会の様子はTwitchの公式チャンネルにて、現地時間817日〜819日にかけてライブ配信される。「OPERATION GRIM SKY」の詳細発表パネルセッションに関しては、中央ヨーロッパ夏時間の8191530分(日本時間8192230分)に開始される予定である。