PS Vita向け『王と魔王と7人の姫君たち ~新・王様物語~』販売終了。ダウンロード版本体・DLCともに購入不可に


KONAMIは4月18日、PlayStation Vita向け『王と魔王と7人の姫君たち ~新・王様物語~』の販売終了したことを発表した。4月16日にソフト本体および追加ダウンロードコンテンツの配信を終了し、オンラインサービスは5月20日に終了する。海外版も同様に配信がすでに停止されている。配信およびオンラインサービス終了の理由については、明かされていない。

『王と魔王と7人の姫君たち ~新・王様物語~』は2012年3月に発売された、アクションRPGだ。主人公となるのは幼き少年の王。魔王・ナイトメアに国と城、7人の姫を奪われた小さな王が、国民を増やしながら領土の開拓し、国と城と姫たちの奪還を目指す。同作は、マーベラスエンターテイメント(現マーベラス)が2009年に発売した『王様物語』をリメイクしたタイトルとなる。『王様物語』のベースに、魅力的なキャラクターや合成、チャレンジクエストといった追加要素を盛り込んでいる。ヒロインたちによる恋愛アドベンチャー風の味付け本作の大きな特徴だろう。

ベースとなった『王様物語』の完成度が高いだけでなく、新たな味付けを加えることに成功。またPlayStation Vitaのローンチの3か月後の発売とあり、注目度も高かった。2014年にはベスト版も発売され、現在でも一部ユーザーには親しまれるタイトルであったが、残念ながら今後ダウンロード版を購入することはできなくなる。すでに一部ショップでは新品パッケージ版が高騰し始めているので、確保しておきたい方はお早めに。

またSteamでは初代『王様物語』が配信されている。配信開始直後は評判が芳しくなかったが、Modder“Durante”氏の改良を経てHDに快適に遊べるようになった(関連記事)。日本語でもプレイできるので、『牧場物語』の生み親である和田康宏氏や、現在は『Million Onion Hotel』などモバイルゲーム開発で活躍する木村祥朗氏が手がけた渾身の一作を、機会があれば遊んでみてほしい。