ニンテンドースイッチ向け「Nintendo Labo」本日発売。個別パーツの販売や、段ボールパーツデザインのPDFファイル配信も開始

 

任天堂は本日4月20日、「Nintendo Labo」を発売した。「Nintendo Labo」は工作とビデオゲームの融合させるキットだ。「リモコンカー」「つり」「おうち」「ピアノ」「バイク」といった小さなコンセプトをまとめて楽しめる「バラエティキット」は税別6980円、ロボットを題材とした「ロボットキット」は税別7980円。どちらもの商品にも、それぞれのゲームソフトとダンボールシートを中心とした工作キットを同梱する。

「Nintendo Labo」では段ボール製の工作キットを組み立て、Toy-Con(トイコン)と呼ばれるコントローラーを作り、ニンテンドースイッチのJoy-Conと組み合わせて新たな遊びを生み出していく。ニンテンドースイッチと工作キットを使うことで、プレイヤー自身がゲームを編み出すことができるわけだ。組み立てたToy-Conの色や形を変えてデコレーションすることも可能。装飾するのための「デコるセット」も税別980円で発売されているので、さまざまな組み合わせを試し自分だけのToy-Conを作り出そう。

また本体の発売に合わせて、専用ページにてNintendo Laboに使用するパーツの個別販売も開始されている。「バラエティキット」の各シートから付属品キット、「ロボキット」の各シートから付属品キットまで幅広く取り扱っている。ソフトのみの単体発売はされていないものの、ダンボールや付属キットを傷めてしまった場合には、こちらから購入すればお財布に優しく済むだろう。またもう一度作りたいユーザー向けには、4月26日よりマイニンテンドーストアにてダンボールキットのみの販売が予定されている。「バラエティキット」は税込3218円、「ロボット キット」は税込3758円となっている。

さらにNintendo Laboのホームページでは、段ボールパーツのシートデザインがPDFファイルで配信されている。プリントして貼るなり、段ボールごと印刷するなりすれば、手持ちの段ボールをキットとして使うこともできることになる。あくまで段ボールのシートデザインなので、ハトメ、ヒモ、輪ゴムなどがないと組み立てることができないが、幅広いオプションが用意されているのは嬉しい限りだ。

ただし、開発者インタビューではハードリーダーの小笠原嘉泰氏が「設計初期段階から必要な規格を満たすように確認を重ね、安全性の高い段ボールを使用しています。」と任天堂より提供している段ボールの安全性を強調している。ユーザー側でカスタムできるオプションは用意されているものの、お子さんの安全面などを懸念する場合には、公式のものを使うのがベストだろう。