Gun MediaとIllFonicは8月29日、『Friday the 13th: The Game』の大型アップデートを配信した。目玉コンテンツとして既存3マップの縮小版がマップ・ローテーションに加わったほか、対応言語に日本語が追加されている。もともと文章量の多いゲームではないが、日本語のインターフェイスによりカウンセラーのパーク（特殊効果）やジェイソンの長所・短所を把握しやすくなっている。
本作は映画「13日の金曜日」シリーズを題材とした非対称マルチプレイ・ホラーゲーム。プレイヤーは殺人鬼ジェイソンと、キャンプ場を訪れた7人のカウンセラー（キャンプ指導員）に分かれてプレイする。映画原作を再現したロケーションや処刑技、BGMなど映画ファンに向けたラブレターのような作品だ。
新たに追加された縮小版マップでは、通常マップとくらべて探索範囲が40％狭まるため、脱出用アイテムを見つけやすい。ジェイソンにとってもカウンセラーを発見しやすくなるが、ジェイソンはマッチ開始から一定時間経過しないと特殊スキルを発動できないという点を忘れてはならない。カウンセラー側としては短期決戦に持ち込み、尻上がりなジェイソンが力を発揮できる前に脱出したいところ。これまでのような、圧倒的な存在であるジェイソンを前に為す術もなく虐殺されていく、という映画のような構図とはまた一味違った展開が待っている。
そのほかマッチのイントロ/アウトロ映像の改善、環境キル・スポットの追加、パブリックサーバにおけるチームキルの禁止（車両による轢殺、罠によるダメージは引き続き有効）などが今回のアップデート含まれている。影響の大きかったバグとして、ジェイソンが侵入できない「意図せぬ安全地帯」や、ドロップしたアイテムがマップの外まで落ちてしまう現象が修正されている。またジェイソンのバランス調整として、トラップや爆竹、フレアガン、ショットガンをブロックできなくなった点も、戦い方に影響を及ぼすだろう。
なお近日中にはカウンセラー用のエモート8種類がセットになった無料DLCと、ティファニーやチャドの水着コスメを含む有料DLC「Spring Break 1984」が配信される予定だ。
