夏のRTAの祭典「SGDQ 2017」が終了。国境なき医師団への寄付額には170万ドルに到達、昨年度からさらに約48万ドル上昇

 

夏のリアルタイムアタック(以下、RTA)の祭典「Summer Games Done Quick(以下、SGDQ)」が終了した。7日間にわたりRTAマラソンを実施する同イベントでは、寄付を毎年募っており、今年は国境なき医師団へと177万6486ドルものドネーションが寄せられた。「SGDQ 2016」では129万4139ドルが集まっており、昨年からさらに約48万ドル増えた流れとなる。

「SGDQ」は毎年1月に開催される「Awesome Games Done Quick(AGDQ)」の夏季イベントとして実施されているイベント。ホテルなどの会場において1週間にわたり不眠不休でゲームのRTAに挑戦するという内容で、「AGDQ」と並び開催されるたびに規模が拡大。こういった観客の歓声や実況・解説が楽しめるRTAのオフラインイベントは、国内外で人気となりつつある。

今年の「SGDQ」では物理学がいかんなく発揮されたおなじみの『Half-Life 2』に始まり、国内のインディータイトルである『ケロブラスター』などが登場している。また『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』ではAny%で全世界9位の記録を持つOrcastraw氏が登場し、フィナーレで45分59秒の記録を打ち立てている。「SGDQ 2017」もふくめ、RTAの各映像はYouTubeの公式チャンネルなどで確認可能だ。