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『アズールレーン』9周年イベントレポ。巨大スクリーンでの入浴からMCのコラボビール一気飲みまで、いい意味で“やりたい放題”。圧巻の音楽ライブと限界突破の公式グッズが入り交じるアズレンの魅力
『アズールレーン』の日本配信9周年を記念したリアルイベント「AZUR LANE MUSI9 FES.」の第2日目の模様をお伝えしたい。

Yostarは、同社が運営する『アズールレーン』の日本配信9周年を記念したリアルイベントとして「AZUR LANE MUSI9 FES.」を、9月5日と9月6日に開催した。ソーシャルゲームとして9年間も展開されるのは並大抵のことではないし、『アズールレーン』は突き抜けたお色気路線で独自の地位を築き上げているタイトルだ。弊誌は同イベントを第2日目の9月6日に取材することができたので、その模様を本稿でお伝えしたい。

『アズールレーン』理解度の高いコスプレイヤーたち
ライターとしては恥ずかしながらも、筆者は『アズールレーン』についてはミリしら勢だ。リリース開始当初に少しだけプレイしていた程度で、本作をじっくりとプレイする機会を逃してしまった。それでも、艶めかしい新キャラクターが登場する度に『アズールレーン』に継続して興味をいただいていた。最初にメディア向けにコスプレイヤーさんの撮影会が行われたのだが、まるで本当に『アズールレーン』のキャラクターが現実にやってきたかのようだった。
筆者は『アズールレーン』ミリしら勢かもしれないが、自分の嗜好に合ったキャラクターがいればこっそりとチェックするし、今回の取材に当たっても人気キャラクターの調査は完了している。そうした観点でコスプレイヤーさんたちを写真撮影させていただくと、プロとしてのこだわりがファインダー越しに伝わってきた。衣装の作り込みは半端なものではないですし、短い撮影時間のなかでいくつもポージングを繰り出してくれる。そして、なによりゲームのキャラクターを再現できるほどの優れたプロモーションには驚愕するほかない。
表情も豊かでトレイラーで観た妖艶なもの穏やかなものなど、『アズールレーン』への解像度が高いと感じた。『アズールレーン』はコスプレを題材にしたテレビアニメ『2.5次元の誘惑』とのコラボレーションを実施することも9周年イベントで発表されており、コスプレという文化を重視していると思われるYostarのもとで、『アズールレーン』のコスプレと『2.5次元の誘惑』のコスプレですばらしいシナジーが生まれるかもしれない。

コスプレイヤーの方々は来場者を迎えるコーナーに位置しており、一日を通して人気スポットのひとつだった。コスプレイヤーの方々のセクシーな魅力に煩悶とさせられる一方で、かわいらしいマスコットキャラクターのファンサービスを眺めると気が和む。会場の至る各地でマスコットは出現し、来場者たちの一種の癒しとなっていた。コスプレイヤーの方々もローテーションで来場者を出迎え、写真撮影に応じていた。

自由奔放なステージには『アズールレーン』の伸びしろを予感
新宿で行われた今回のイベントは、2つのホールに分かれてコンテンツが配置されていた。
新宿住友ビル三角広場の「フェスティバルアリーナ」では各種のステージイベントが実施されるほか、『アズールレーン』の9周年を記念したグッズやフードの販売が行われている。筆者がおもしろいと感じたのが、「アズ飯第二弾 至高と究極のお酒プロジェクト」と題された番組の収録後にコラボビール販売所が長蛇の列となっていたことだ。愛媛県松山市に拠点を置くクラフトビールメーカーのDD4D BREWINGと『アズールレーン』のコラボビールは過去にも行われていたので、信頼あるコラボとしてファンにも親しまれている。ステージイベントでは、出演者たちがそのビールや後日発売予定の日本酒を飲みまくっており、とても生放送中とは思えない雰囲気となっていた。
『アズールレーン』はLive2D着せ替えのギミックを始めとして、ゲーム内外でぶっ飛んだ展開を行っていることでお馴染みだが、イベントも常識破りだ。ステージイベントのMCを務めるマフィア梶田氏が番組中にビール缶を一気飲みしたのには驚くほかない。ステージイベントは軽快に進行していき、「指揮官」と呼ばれるプレイヤーたちとの関係はアットホームのような気軽なものだったといえよう。筆者としてはここまでアットフォームなゲームイベントに参加したことなかったので最初は戸惑ったが、次第に快適に過ごせるようになった。展示を眺めて疲れたら足を休ませながら、笑えるステージイベントを楽しめばいい。そうしてるうちに疲れが取れて、まだ見ていない展示やミニゲームを体験できる気力が湧いてくるのだ。
「アズ飯第二弾 至高と究極のお酒プロジェクト」で語られているように、酒造りはゲームに直結するものではない。しかし、未知のものに挑戦するという意気込みは『アズールレーン』にもコラボメーカーにも共通する。そうした観点から最高級のお酒を作り上げようと努力を積み重ねていけるところには感嘆するし、『アズールレーン』というプロジェクトはまだピークを迎えているわけではなくて、今後の伸びしろが多いことを予感させる。


今回の最後のトークイベントとして行われた「アズレン公式生放送DAY2~ゲーム外最新情報~」は、圧倒的な『アズールレーン』のパワーに満ちていた。ビールコラボや日本酒コラボだけでなく、膨大な数のフィギュアの数々。さらに、やたらとエロいグッズが次から次へと登場していく。キャラクターのバストを等身大で再現したマウスパッドはもちろん、尻丸出しのキャラクターによるスマートフォンスタンドや3つの方向からさまざまなものがみえてしまうアクリルスタンドなど、天才的なものばかりだ。それらはエロの発明品ともいえるもので、公式グッズとして展開できるところに『アズールレーン』ならではの自由があらわれている。『アズールレーン』は9周年を迎えたばかりだが、その勢いはとどまることはないだろう。2027年に迎える大台の10周年はもちろん、さらにその先へ大きな軌跡を描いていくに違いない。
運営がはっちゃけている例としては、アズレンの生放送にしか登場しない声優たちのなかから立花慎之介氏、寺島拓篤氏、高塚智人氏の3人が「ファンのお兄さんズ」としてサプライズデビューしたことが挙げられる。このユニットは、『アズールレーン』のために2つの楽曲をリリースするまでに至った。声優でありながらもファンのお兄さんたちは指揮官のひとりであり、一般のプレイヤーと運営をつなぐ存在としてここ数年間愛されてきた。そうした存在が楽曲までリリースするようになるのは、いい意味で『アズールレーン』がファンコミュニティを重視した運営方針を採用していることをうかがい知れる。
さまざまな性癖の虜になってしまった紳士淑女の社交場
新宿住友ホールの「サウンドミュージアム」では、『アズールレーン』を彩る歴代サウンドに着目したゾーンだ。サウンドミュージアムにはいくつものコンテンツが用意されていたが、まず来場者を迎えるのはアズーレーンのゲーム内イベントをまとめた年表だった。『アズールレーン』が正式リリースされた2017年から現在の2026年のパネルが展示されている。年毎のパネルにはひとりのキャラクターが大きくフィーチャーされており、備え付けのボタンを押すと当該キャラクがの台詞が流れる仕組みだ。たとえば、2017年のパネルに描かれているのはエンタープライズ(CV:石川由依氏)で彼女のセリフを聴くことができる。同時期に開催されたイベントが表記されているのも、当時からのプレイヤーにとっては感慨深いだろう。筆者の例になってしまうが、そういえばエンタープライズ(CV:石川由依氏)のカッコよさで『アズールレーン』初期を少しだけプレイしたことを思い出した。
約900名存在するというキャラクターのなかでも、周年を代表するといってもいいキャラクターが描かれている年表は見応えがあった。歴戦の指揮官であろう参加者たちが、パネルのボイスを再生させながら思い出を振り返るかのように頷いているのが印象的だった。『アズールレーン』初心者用のコンテンツとしては、自分にぴったりと合うキャラクターを教えてくれる「KAN-SENマッチング」が印象に残った。簡単な設問を繰り返していくだけのものだが、膨大な数のなかから1人のキャラクターだけでも知っているとゲームに取っつきやすい。


『アズールレーン』のサウンドを売りにしている今回のイベントでは、サウンドトラックやゲーム内のスキルボイスなどを制限時間2分で視聴できるコーナーもあった。配信されている楽曲も多いため新鮮さにはやや欠けるが、発売前のASMRコンテンツも視聴できるようになっていたので、そちらは来場者からかなり人気が高かったようだ。ASMRについての知見を私は有していないが、どのようなものか興味を抱いていたので聴きたいところだったが、あいにくの込み合いでほかの紳士淑女の指揮官に譲るほかなかった。
そのほかにも、歴代PVを制限時間2分で視聴できるブースや大画面で映像コンテンツなどを視聴できるイマーシブシアターのコーナーもあった。イマーシブシアターで放送されるコンテンツのなかには、キャラクターがお風呂に入る様子をカーテン越しに眺めることのできるコンテンツもあって、かなり扇情的なものだったといえよう。


『アズールレーン』には豊満なダイナマイトボディを誇るキャラクターが数多く存在し、お色気がゲームの重要な柱のひとつであることは否定できないだろう。エロへの追及は度し難いものがあり、キャラクターのビジュアルだけでなく音声にもこだわり抜かれている。バニー姿のキャラクターたちのフィギュアが並べられ、そのバニー姿をしたキャラクターのボイスを聴くことのできるコーナーが存在したが、バニー姿と甘ったるい声の相乗効果で私はこれまで以上にバニー姿に興味を持つように変えられてしまった気がする。端的にいうと、性癖を捻じ曲げられてしまったといってもいいのかもしれない。
ほかにも、カーテンで仕切られた怪しいのぞき穴に頭を突っ込めば、麗しいキャラクターのあられもない姿を拝むことができる。そのあられもない状態を私に見せつけて楽しんでいるかのようなボイスが流れることによって、私は自分のなかで新たな扉が開いていっているかのような気がした。こうもあっけらかんにエロを表現され、それが自身の性癖にヒットするようなものが出てくると『アズールレーン』のスゴさを認めざるを得ない。イベント会場を練り歩くファンそれぞれに刺さる性癖を用意できる『アズールレーン』は、そのことが独自の強みとなっているだろう。会場のファンはどこか誇らしげで、自分の推しキャラを見つけては喜びの声を上げていた。私にとって、このイベントはさまざまな性癖の虜になってしまった紳士淑女の社交場であるような気がした。


圧巻のライブパフォーマンス
イベントの最後に開催されたスペシャルライブ「AZUR LANE SPECIAL MUSI9 LIVE」DAY2は、怒涛の勢いで名曲が演奏された。アズレンロイヤル室内楽団による落ち着いた雰囲気でライブは始まりながらも、次第にライブのテンションが上がっていく。個人的に最高潮を迎えたのが、石川由依氏の歌唱による「Pledge of liberation」だ。同楽曲には同じく石川由依氏が演じるエンタープライズの強い意志と切なさを力強く歌い上げる様子に、感動してしまった。
『アズールレーン』はキャラクターソングも優れているが、周年楽曲もすばらしい。ライブの最後に登場したオーイシマサヨシ氏は、5周年記念楽曲の「碧い砲撃」と7周年記念楽曲の「Sea of Wonderland」を連続で歌い上げ、ライブのクライマックスを大いに盛り上げた。実際に会場で聴いてみると、プロによる感情のこもった歌唱は聴いている者の感情をしげきするものだ。ライブのMC陣によると、周年楽曲の歌詞だけでこれまでのプレイ経験が蘇るような気持ちになったという。それを聞いたとき、私はうらやましいと思った。ライブ現場で拝聴しているだけでも感動できるのに、プレイヤーとしての思い出も刺激されるならばどんなにすばらしい体験になるだろう。


イベントを振り返ると、『アズールレーン』への好意や『アズールレーン』に対する欲望が大らかさに表現されているイベントだったと思う。それはまるで海のように果てしなく、どこまでも笑い飛ばせるものだ。そして、『アズールレーン』を運営しているYostarがファンの期待に応えようとしているのが伝わってくるイベントだった。人によって好みが別れるのは当然のことではあるが、相手の好きなことを否定しない思いやりの精神が会場を満たしている。私にとって、このイベントはさまざまな性癖の虜になってしまった紳士淑女の社交場であるような気がした。ずっと追いかけてきた古参勢や私のようなミリしら勢も楽しめるものとして、『アズールレーン』が10周年へ向けてどのように進んでいくのか興味深い。筆者の個人的なことでいえば、ライブで「Pledge of liberation」を聴いたときにエンタープライズとゲームで再会したいと思った。『アズールレーン』が10周年を迎える際には、新米指揮官として迎えられるように、ゲームをプレイしていきたい。
『AZUR LANE SPECIAL MUSI9 LIVE』DAY2のセットリストについては、公式Xアカウントを参照してほしい。また、オンライン配信サイトのZAIKOでは、2026年9月20日23:59まで視聴可能なライブのアーカイブ映像を販売中。価格は2000円(税込)。『アズールレーン』は基本プレイ無料タイトルとして、iOS/Android向けに配信中。
[取材協力:Shaopo Fu]
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