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サイバーパンク商売人生活シム『Nivalis Nights』さっそく盛り上がる。厳しい当局はいるが戦いはなし、一人の住人として世界に没入できる、ラーメン屋からの“成り上がり”
9月30日、ION LANDSが手がける『Nivalis Nights』がPC(Steam)向けに配信開始。配信直後から注目を集め、最大同時接続プレイヤー数は約7000人を記録している。

パブリッシャーの505 Gamesは9月30日、ION LANDSが手がける『Nivalis Nights』をPC(Steam)向けに配信開始した。本作は配信直後から注目を集め、最大同時接続プレイヤー数は約7000人を記録している。なお、Epic Gamesストア版も配信予定だが、配信日は未定。ゲーム内は日本語表示および字幕に対応している。
『Nivalis Nights』は、前作『Cloudpunk』と同じ舞台、サイバーパンク都市「ニヴァリス」で暮らす人生シミュレーションゲームだ。プレイヤーは小さなラーメン屋の経営から、この街での新たな生活を始めることになる。ニヴァリスでは、治安維持を担う組織「CorpSec」による取り締まりが続くほか、謎の連続殺人事件も発生している。そんな不穏な街で、店を切り盛りして商売を広げるも、住民たちと交流を深めるも自由。思い思いの過ごし方で、ニヴァリスでの日々を送っていくのだ。

本作では、食材の仕入れや調理、接客をこなしながら店を経営し、少しずつ事業を広げていく。スタッフやマネージャーを雇えば、自分の手を離れて店舗運営を任せることもでき、やがて複数の飲食店やナイトクラブを抱えるまでに成長していく。また、料理にはそれぞれレシピや食材、調理設備が必要となり、食材は市場で仕入れるほか、温室で育てたり、釣りで調達したりすることも可能だ。さらに、街ではアパートや一軒家などの物件を購入でき、家具を配置して自宅や店舗の内装を好みに合わせて整えられる。
街には130人を超えるキャラクターが暮らしており、それぞれに背景や目的が用意されている。会話やクエストでの選択によって関係性は変化し、友情やライバル関係、仕事上のつながり、恋愛へと発展していく場合もある。さらに、自分のボートで水路を巡ったり、釣りやチェスを楽しんだりと、日々の過ごし方もさまざまだ。そのほか、地区間は鉄道やHOVAタクシーで移動し、水路では船を使って街を探索できる。昼夜や天候も移り変わり、外出禁止令が敷かれる夜には、監視を避けながら行動することも可能だ。

本作はもともと『Nivalis』のタイトルで開発されていた。ところが開発元のION LANDSは、2025年10月ごろから第三者との間で法的な問題を抱えていたという。問題の詳細は明かされていないものの、その対応のためマーケティングや新情報の発信を一時停止していた。その後、6月に問題が解決したとして情報発信を再開。ゲーム内容自体は変わらないとしたうえで、タイトルを『Nivalis Nights』へ改題し、ロゴも刷新した。同時に、現地時間9月29日に配信開始することが発表された。

そして配信当日を迎えると、多くのプレイヤーがさっそくニヴァリスへ押し寄せたようだ。最大同時接続プレイヤー数は本稿執筆時点で6822人を記録(SteamDB)。Steamユーザーレビューは約1000件中73%が好評とする「やや好評」ステータスとなっている。
本作は、ネオンや巨大建築がひしめくサイバーパンク都市で、商売から人付き合いまで自分なりの日常を組み立てていける点が持ち味だ。ラーメン屋を切り盛りしていたかと思えば、船を手に入れて釣りへ向かったり、街の住人から次々と仕事を頼まれたりと、序盤からさまざまな方向へ遊びが広がっていく。そうした自由度の高さに加え、ボクセル調の建築物やネオンが作り出す都市景観、街そのものの雰囲気が評価されている。

一方、パフォーマンス面を指摘する声も寄せられている。RTX 4080 SUPERやRTX 5080、さらにはRTX 5090といった高性能GPUを使用するユーザーからも、フレームレートの低下が報告されている。なかには、『サイバーパンク2077』をパストレーシング有効で動作させた場合より、本作の方が低いフレームレートになると訴えるユーザーもみられる。もちろん実際の動作はPC環境によって異なり、問題なく遊べているとする報告も確認できるものの、パフォーマンスへの不満は論点のひとつとなっている。
パフォーマンス以外では、店舗運営におけるスタッフの挙動や在庫管理、クエストやインベントリを含むUI、街中で目的地を探す際のナビゲーションなどに改善を求める声も見られる。ゲーム内でできることが多い一方、それぞれの仕組みについて説明が不足しているとの指摘も寄せられている状況だ。

こうした反応を受け、ION LANDSは公式Discordにて、配信初日から寄せられているフィードバックや不具合、パフォーマンス報告、各種提案を収集していると説明。迅速に対応するための計画を立てるとしている。また、配信時の告知でも、今後もパフォーマンス改善を続け、対応できるハードウェアの幅を広げていく方針を示していた。

なおION LANDSは、開発中から最適化への取り組みをたびたび公開してきた。5月の開発アップデートでは、プレイヤーとの位置関係や画面への表示状況に応じてNPCの処理を切り替える「Ghost system」や、キャラクターを毎回生成する代わりに事前に読み込んだテンプレートを再利用する「Object Pooling」などを紹介。街にはテーブルや椅子、皿など、状態を保持するオブジェクトが1万点以上存在するほか、240種類以上の食材、190種類の料理、100以上のクエスト、620種類の家具が用意されていることも明かしていた。配信前から最適化を重ねてきた作品だけに、今回寄せられている報告を受け、どこまでパフォーマンスを改善できるか注目したい。
『Nivalis Nights』はPC(Steam)向けに配信中。リリース記念セールとして、10月14日までは定価から10%オフとなる税込2835円で購入できる。なおEpic Gamesストア版も配信予定だが、配信日は未定だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。
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