Valveのゲイブ・ニューウェルが真空調理器「Joule」のCMに出演する、開発会社のChefStepへ投資も。科学の世界から見た料理に興味持つ

Steamのファンからは「もっぱらピザを食べている」などと冗談を言われているValveのゲイブ・ニューウェル氏だが、現在は”真空調理”に夢中になっているようだ。海外メディアEaterの実施したインタビューより、ニューウェル氏が調理器具「Joule」を開発するシアトルの企業ChefStepsに投資していたことが明らかとなった。

ChefStepの「Joule」は「真空調理(Sous Vide)」を手助けするために開発されている調理器具だ。真空調理は、1979年にフォアグラのテリーヌの調理のために生み出されたフランス料理の技法である。近年ではフォアグラのテリーヌだけでなく、肉や魚などの食材と調味料を真空パックに入れるスタイルが流行している。真空中にて低温で温めることにより、食材の風味や旨味を逃さず破壊せず調理することが可能であるという。

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Joule

「Joule」は海外でもいくつか登場している「鍋と併用して使用するお手軽な真空調理器」の1つで、鍋に適量の水と素材を閉じた真空パックを入れ、そして「Joule」をセットして調理方法を設定すれば、あとは温度調節の難しい真空調理を自動で進めてくれる。Wi-Fiを通じてスマートフォンからアクセス可能であり、スマホで検索したレシピ通りに調理させるといった機能もあるようだ。

ニューウェル氏はこの「Joule」を開発するChefStepsに少額の融資を行っており、さらに「Joule」のCMにまで気前よく出演している。彼はChefStepsに融資しているものの、企業のオーナーシップや株主としての立場は望んでおらず、アドバイザー的なポジションに留まっているのだという。融資と縛られない運営方針のお陰で、ChefStepsは50人のスタッフを雇い3年間をJouleの開発にささげることができた。海外メディアEaterは、ニューウェル氏はChefStepsにとって”妖精のゴッドファーザー”だと語る。

なぜシアトルのChefStepsとJouleに関わったのかについて、ニューウェル氏は「奇妙な話なんだよ」と海外メディアEaterに語っている。ある時ニューウェル一家は、のちにChefStepsを創業することになる2人の人物Chris Young氏とGrant Crilly氏からディナーをごちそうになったのだという。そしてこのCrilly氏は、有名レストランFat Duck Experimental Kitchenの創設シェフの1人だった。その際の料理の味について、ニューウェル氏は「彼らはやってきて、いとも簡単に人生最高の料理をおだししてきた」と語る。

彼らとの出会いはニューウェル氏の息子にも大きな影響を与えたようで、これ以降、彼は半年にもわたって料理科学アート本「Modernist Cuisine」を読みふけり、料理にぞっこんなのだという。父親のニューウェル氏は、2人と息子がまるでコックというよりもエンジニアや科学者のような”料理ナード”だった、また料理の科学はとても興味深いと語っている。料理を作り食べる人に味を体験させるという構造、そして科学的な料理の世界を垣間見たことが、彼の心を動かしたようだ。

ゲイブも愛した「Joule」は2016年後半にリリース予定だという。価格は現在199ドル、1月15日以降は299ドルとなる。

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