惑星探索シミュレーション『Astroneer』が正式発表、”宇宙のゴールドラッシュ時代”に富と栄光を掴め

 

ゲーム開発スタジオSystem Eraは、惑星探索シミュレーションゲーム『Astroneer』を正式発表した。対象プラットフォームはPC。近年の宇宙探索ゲームと言えば、自動生成される広大な宇宙を舞台にした『No Man’s Sky』が注目を浴びているが、『Astroneer』はよりサンドボックス要素にフォーカスしたタイトルだ。プレイヤーたちは宇宙空間の冒険者「アストロニア(Astroneer)」となり、人類未踏の惑星を探索してゆくことになる。

宇宙ゴールドラッシュで一攫千金を目指せ

astroneer-02『Astroneer』の時代設定は、いまからそう遠くはない未来だ。急激な技術革新により、人類はより高速で低コストな星間旅行を民間レベルで実現していた。結果、人々はみずから危険な星間旅行に志願し、未開の惑星へと降り立って富と名誉を得ようとしている。開発System Eraは、『Astroneer』で描かれる時代が1890年代の「ユーコン ゴールドラッシュ」のようだと説明しており、プレイヤーたちは命を失う危険もかえりみずに新たなフロンティアへと突き進むことになる。

『Astroneer』はプレイヤー1人か、何人かのフレンドとチームを組んでプレイすることが可能だ。惑星に降り立ったプレイヤーたちは周囲を探索したり、地形の形状を変化させたり、リソースや設備を確保したりしてゆく。ゲームが進行するとリソースの採取設備やアイテムの製造工場なども建造可能となり、様々な乗り物も登場するようだ。大気が存在する巨大惑星からガス惑星の周囲を回る小型惑星まで、ゲーム中には様々な惑星が登場し、その地表もランダムに自動生成される。

広大な自動生成される宇宙を探索してゆくということで『No Man’s Sky』を思い浮かべるが、同作がより没入的な宇宙探索を楽しめるのに対し、『Astroneer』はよりサンドボックスプレイにフォーカスしているように感じる。かなり俗っぽく言うと「宇宙を舞台にした工場Mod導入の『Minecrft』」という感じだが、地形をシェイプしてゆくメカニックやファンタジックなビジュアルはとてもユニークだ。なおゲームエンジンには、Unreal Engine 4を採用しているという。

System Eraは北米に位置する小規模なデベロッパーチームだ。メンバーはゲーム開発のベテランたちによって構成されており、そして誰もが人類の宇宙探索に情熱を抱いているという。彼らは『Astroneer』を「スター・ウォーズ」のようなアクションSFというよりは、「Cosmos」や「Space Race」、「アポロ計画」や「SpaceX」のような渋い作風で描きたいと語っている。

なお『Astroneer』は2016会計年度Q1にもリリース予定で、発売時には開発中のゲームをリリースするSteam早期アクセスを採用する予定とのことだ。ローンチ時のファーストビルドでは、サンドボックス空間の探索やプレイヤーが変化させることができる要素の調整にフォーカスしており、協力マルチプレイヤーの対応人数も限られた人数になると伝えられている。