『VA-11 Hall-A』開発元新作『.45 パラベラム ブラッドハウンド』発表へ。近未来南米での銃撃戦と、個人的な物語

Sukeban Gamesのkiririn51氏は7月3日、新作をBitsummitにてお披露目すると告知した。同イベントのサイト内では『.45 パラベラム ブラッドハウンド』のページがすでに公開中。

Sukeban Games(スケバンゲームズ )のkiririn51氏は7月3日、新作をBitsummitにてお披露目すると告知した。同イベントのサイト内では『.45 パラベラム ブラッドハウンド』のページがすでに公開中。Sukeban Gamesによる、新たな世界が繰り広げられるようだ。

『.45 パラベラム ブラッドハウンド』は、ローポリグラフィックで近未来ディストピアの銃撃戦を描く、ハードコアアクションSTGである。本作の舞台は、近未来のディストピアと化した南米の街。主人公は殺し屋のミカヅチ・レイラだ。本作では絶望の穴から這い出たレイラが、人生を生き直そうと決意する。しかし、レイラが新たな道を歩もうと伸ばした手の先には、やはり銃しかなかった。不変の運命を突き進むレイラの銃は、果たして本当の敵へ向いているのか。絶望から這い出た殺し屋レイラの個人的な物語が、銃撃戦を交えて繰り広げられる。


レイラによる南米の街での銃撃戦は、リアルタイムとターン制バトルを組み合わせた、アクションSTGとして展開される。ゲームシステムの詳細については不明ながら、公開されている画像内にはVIT/ACT/PSYといったゲージが存在。扱う銃やアクションなどを選んで、敵と戦闘を繰り広げていくのかもしれない。ページ内の記載によると本作には、初心者に優しく、ゲーマーはやり込めるアクティブタイムアクションシステムが採用されているそうだ。

また近未来ディストピアの世界は、PS初期風のローファイグラフィックで表現。薄汚れた街では銃撃戦以外に、住民/仲間との会話や、数々の謎解きも待ち受けているようだ。アクティブタイムアクションや謎解きと共に、多くの謎が収束するレイラの物語が描かれるのだろう。


本作を手がけているSukeban Gamesは、ベネズエラで活動を開始したゲーム開発集団だ。過去作としては、『VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action』を2016年にリリース。Steamのユーザーレビューでは、2万9784件中97%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得している。同作の関連作としては、『N1RV Ann-A: Cyberpunk Bartender Action』が開発中。またSukeban Gamesは、現在では日本/アルゼンチン/アメリカ/コロンビアに広がっているといい、多くの国や地域にまたがって活動がおこなわれているようだ。

本作『.45 パラベラム ブラッドハウンド』は、「Project D」と呼ばれてきたタイトルだと思われる。これまでSukeban Gamesのブログなどで開発状況が伝えられてきたが、今回タイトルが明らかになったわけだ。本作は、一般向けには7月20日、7月21日に京都で開催予定の「BitSummit Drift」に出展予定。発売時期などは未定となっており、今後の続報に期待したいところだ。

https://twitter.com/kiririn51/status/1808357041091539342


『.45 パラベラム ブラッドハウンド』は、Sukeban Gamesにより開発中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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