失踪事件捜査ホラー『Radiolight』Steam向けに正式発表。無線機を頼りにさまよう闇夜の自然公園、背中を狙う異形

Iceberg Interactiveは11月5日、『Radiolight』を正式発表した。80年代の田舎町や自然公園を舞台とする、ホラーミステリーゲームだ。

パブリッシャーのIceberg Interactiveおよびに個人デベロッパーのKrystof Knesl氏は11月5日、80年代捜査ホラー『Radiolight』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作の公式ウェブサイトによると、2025年に配信予定。

『Radiolight』は一人称視点で描かれるホラーミステリーゲームだ。プレイヤーは警官であり主人公のEthan Collinsを操作し、子どもの失踪事件を調査することとなる。舞台となる80年代の小さな町とAshwood Creek国立公園は霧が立ち込め、陰鬱とした雰囲気が漂う。プレイヤーは受信するラジオ通信や現場証拠を頼りに事件の真相を究明していくこととなるが、道中には影のような化物も姿を現すようだ。


『Radiolight』において、プレイヤーは子どもが失踪したAshwood Creek国立公園を調査していくこととなる。道中には血痕や不可思議なメモ書きなどが残されており、物語のなかではAshwood Creekに住まう人々や主人公の過去や現在が解き明かされていくという。通信機を使い警察署長と連絡を取り合いながら、国立公園の闇のなかへと足を進めていく。山道で時折見つかるラジオは不気味な通信を受信しており、事件を解明する手がかりになるようだ。

本作において、プレイヤーは事件の真相を解明していくなかで影のような化物と出会うこともあるようだ。影の化物は突如出現し、ラジオ通信を通じてプレイヤーへ語りかける。Steamストアページによると、ラジオの使い方次第で化物を追い払うこともできるとのこと。プレイヤーは影の化物から身を守りながら、化物が少年少女失踪事件とどのような関係をもっていくかを解明していくことになるのだろう。


『Radiolight』を手がけるKrystof Knesl氏は、チェコを拠点とするインディーゲームデベロッパーだ。Krystof氏は2018年からゲーム開発に着手、itch.ioにて複数のタイトルを手がけている。横スクロールアクション『Bladelink: Demo』、ストーリー重視の『This World’s End』や暗闇を使ったパズルゲーム『Lights Out』などを開発。多種多様なジャンルに触れながら、ゲーム開発のノウハウを培ってきたようだ。

このたびKrystof Knesl氏が手がける『Radiolight』は、同氏にとってパブリッシャーを通して配信される初のタイトルとなる。同氏によると本作は過去2年間にわたり、10回以上のプロトタイプを制作して試行錯誤を経て開発された力作となるようだ。Krystof氏が培ってきた手腕による、ストーリー展開や不気味な世界観に期待したい。


『Radiolight』は、PC(Steam)向けに2025年に配信予定。背筋が凍るミステリー捜査を楽しみたい人は、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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