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世紀末「巨大カニ上暮らし」ローグライト『The Crab is Walking』発表。省スペースで都市建築、軍隊育てて進軍せよ、『The King is Watching』開発元の新作
tinyBuildは9月14日、Hypnoheadが手がける『The Crab is Walking』を発表した。

パブリッシャーのtinyBuildは9月14日、Hypnoheadが手がける『The Crab is Walking』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。
『The Crab is Walking』は、ローグライト・シティビルダーだ。プレイヤーは移動する巨大生物を拠点として、その背中に建物を配置。生産設備や軍備を整えながら荒野を進み、道中で待ち受ける敵との戦いやイベントを乗り越えていく。

本作では、巨大生物の背中そのものが都市を築くスペースとなる。ただし土地には限りがあり、建物もそれぞれ異なる形をしている。細長い施設や複数マスを占める建物などを組み合わせ、空いた場所へうまく収めていく必要があるわけだ。
また、建物は統合することでアップグレードを解放できる。限られたスペースに新たな建物を加えていくため、必要に応じてそれまでの配置を崩し、新たな組み合わせを探すことになるという。軍隊を強化するのか、生産力を伸ばすのか、それとも移動を維持するための設備を優先するのか。すべてを揃えるだけのスペースはなく、何を優先するかが都市運営のポイントとなる。

都市の外では、育てた軍隊が荒野の敵と戦闘をおこなう。登場するユニットタイプは100種類以上とされ、歩兵のように戦場を移動するユニットのほか、機関銃を撃つ監視塔なども存在。敵側にも小型の群れから巨大なモンスターまでさまざまな種類が確認でき、戦闘では多数のユニットが入り乱れるようだ。
加えて、プレイヤーは都市を運ぶ巨大生物「ライド」と、それを導く「ライダー」を選択する。両者には複数の種類が存在し、組み合わせによって戦い方も変化。攻撃を得意とする組み合わせのほか、防御や生産を重視するもの、アビリティの活用を軸とするものなどが用意されるという。巨大なカニだけでなく、蜘蛛のような巨大生物の姿も確認できる。

本作では、荒野でどこへ向かうかもプレイヤー自身が選択できる。広域マップには複数の進路が伸びており、その先には戦闘などの地点が配置されている。比較的安全な道を選ぶこともできる一方、危険なルートではより良い報酬を狙えるという。こうして都市を作り、軍隊を育て、進路を選びながら短時間のランを繰り返していく。同じ道筋を進むランはなく、失敗して得た知識を次の挑戦へ持ち込みながら、新たな都市を一から組み立て直すことになるようだ。

本作の開発を手がけるのは、『The King is Watching』を開発したデベロッパーHypnoheadだ。同作は限られた範囲へ建物を配置し、資源生産や軍備のどこへ力を割くか判断していくローグライト・ストラテジーゲーム。2025年7月21日に発売され、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で8982件中88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
Hypnoheadによると、『The Crab is Walking』では『The King is Watching』の中心的なアイデアをさらに発展させ、プレイヤーがシステムを利用できる余地を広げることを目指しているという。本作は世界設定より先にゲームプレイの仕組みから開発が始まり、数か月かけて中核となるメカニクスを検討。その後、ひとつの王国を守り続けるのではなく、生きた巨大生物の背中に集落を築き、文明そのものを運びながら荒野を進む現在の形にたどり着いたそうだ。

なお、『The Crab is Walking』は『The King is Watching』の続編ではないとのこと。『The King is Watching』については今後も新コンテンツ開発を続ける予定で、次回アップデートではゲームプレイの幅をさらに広げるという。一方、『The Crab is Walking』では前作で難しかった試みに取り組み、より高い解像度で、細かなドット絵や複雑なアニメーションを採用。ユニットの挙動や戦闘ステータスも発展させ、インターフェイスについても利便性を高めていくとしている。
中世ファンタジーだった前作から舞台も一変し、本作では錆やガソリン、巨大生物に彩られたポストアポカリプス世界が描かれる。巨大生物の背中という限られた土地をどう使い、どんな都市を背負わせて荒野を進むことになるのか。2027年には最初のプレイテストも予定されており、早い段階からプレイヤーのフィードバックを取り入れながら開発を進める方針だ。独自の都市運営を描く本作の続報に注目したい。
『The Crab is Walking』はPC(Steam)向けに配信予定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。
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