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勢いを増すパブリッシャーAstrolabe Games、出せるゲームは全部「PS5パッケージ版」を出すと宣言。残された時間で“形に残すチャンス”を逃さない
Astrolabe Gamesは7月10日、「AGO 宣言」を発表した。基本条件を満たす全てのタイトルでPS5のパッケージ版を製造・販売することを宣言したものとなる。

Astrolabe Gamesは7月10日、「AGO 宣言」を発表した。現時点でパブリッシングを手がけている未発売のタイトルについて、基本条件を満たす全てのタイトルでPS5のパッケージ版を製造・販売することを宣言したものとなる。
Astrolabe Gamesは中国に拠点を置くパブリッシャーだ。鋼鉄の拳を振るうウサギのメトロイドヴァニア『フィスト:紅蓮城の闇』をはじめ、ジャンルを問わず多種多様な作品を展開。2026年に入ってからも人気格闘ゲーム『BLAZBLUE』シリーズのスピンオフであるローグライクアクション『BLAZBLUE ENTROPY EFFECT X』をコンソール展開するなど、複数のタイトルを販売してきた。

「AGO 宣言」とは開発者のパッケージ版展開にチャンスを与えるため、対象タイトルのPS5版のパッケージの製造・販売をすることを宣言したものである。なお「AGO」は、Astrolabe Gamesの中国語の通称である「阿狗(アーゴウ、子犬という意味)」の発音に由来すると同時に、英語の「Give something a go(やってみる、チャンスを与える)」の「A Go」にちなんだネーミングとのこと。具体的な条件については以下のように述べられている。
1. 対象タイトル: Astrolabe Gamesが世界パブリッシングを担当する未発売のタイトル。PS5版に対応しており、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の品質審査を通過したマスターデータ(マスターアップ)が2027年6月1日までに完成し、2027 年後半に正式販売が開始できることを条件とします。
2. 実施方法: Astrolabe Gamesは、条件を満たすタイトルについて、必要最小限の数量および地域でのPS5パッケージ版の生産・製造・販売を行います。注意:各地域の流通状況や、タイトルごとの期待度・開発状況が異なるため、世界全地域での販売を保証するものではありませんが、少なくとも1つのリージョン(アジア、アメリカ、欧州のいずれか)において最低数量の流通を保証します。
3. 免責事項: 本宣言は小規模企業による開発者への善意の約束であり、不可抗力によりPS5パッケージ版の製造が不可能となった場合、補償の義務を負いません。免責の対象となる例:プラットフォーマーさまが本宣言の実行を妨げる新たな規定を設けた場合、最後の期限直前に各地域のディストリビューターが過密状態となり小規模メーカーの引き受け需要に応えられない場合、開発者が期限内に条件を満たすPS5のマスターデータを提出できない場合、そもそもPS5版が存在しない、または開発者がPS5版の制作に協力的でない場合など。


現時点では、Lobo Sagaz Studioが手がける手描き和風アクション『愚霊』、Unicellular Gamesの横スクロールアクション『Fall Up ピョンピョン大冒険』、するめゲーム工房がおくるメカアクション『OMEGA PHENEX COMMENCED PROJECT SIX』について、それぞれPS5パッケージ版の販売が予定されている。その他の対象タイトルについては随時Astrolabe Gamesの公式SNSにて発表予定とのことだ。

また、本発表に合わせて最新製品ラインナップのPVも公開された。冒頭では5月に同社のグローバルアンバサダーに就任した(関連記事)フランス出身のプロモーターサイクルレーサー、ヴァレンティン・デビセ氏が登場。その後前述の3作品を含めた、発売予定の10作品が映像とともに紹介された。最後には『BLAZBLUE ENTROPY EFFECT X』の大型アップデートについて7月16日に公開予定と告知されている。
今回の発表内では「2028年1月以降に迎える新たな情勢に対応するため」と述べられており、AGO宣言は、今月7月1日にソニー・インタラクティブエンタテインメントがおこなった物理ディスク生産を2028年1月に終了するという発表(関連記事)を受けてのものであることがうかがえる。デジタル版への移行が進む中、残された時間でものとして残るパッケージ版展開のチャンスを開発者に与えるという願いが込められているそうだ。多数の作品展開が予定されているAstrolabe Gamesの動向に今後も注目していきたい。
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