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ネットオークションに“幻のポケモン釣りゲーム”が出品されたとして、コミュニティ騒然。出品価格150万円、しかしカートリッジには謎多し
米ネットオークションサイトebayにて、“幻のポケモンソフト”が出品されたとのこと。とはいえ出品されたカートリッジには、謎も多いようだ。

米ネットオークションサイトebayにて、“幻のポケモンソフト”が出品されているとして注目を集めている。
今回注目されているのは『ポケモン釣り大会DS』とよばれるニンテンドーDS向けのゲームソフトだ。2005年に「Pokémon The Park 2005」や「ポケモンフェスタ2005」などで、ダウンロード専用ゲームとして会場内で配布されていたタイトルだ。ちなみに「Pokémon The Park 2005」(通称ポケパーク)は愛知万博のサテライト会場にて期間限定で開園していた、ポケモンをテーマとする遊園地だ。

ゲームプレイとしては、モンスターボールをエサにポケモンを釣り上げるシンプルな釣りゲームだ。出現するポケモンは釣り場ごとに異なり、ポケモンがエサに食いついたらAボタンを連打して釣り上げる。釣り上げたポケモンは重さ・レベル・珍しさの三項目で審査され、その結果をもとにポイントが算出される。獲得したポイントを送信し、会場内や全国でランキングを競うことも出来た。
ゲームは各会場で、DSダウンロードプレイの機能を利用してプレイすることができた。無料で配信されていたものの、本体の電源を切るとダウンロードしたソフトは消去される仕組みとなっていた。「Pokémon The Park 2005」では開園日の2005年5月16日から同年8月31日まで配信がおこなわれた。アトラクションの待ち時間などに、多くの子どもたちに楽しまれてきたわけだ。
そんな『ポケモン釣り大会DS』は期間限定のダウンロードソフトという仕様上、長らく“失われたポケモンゲーム”と思われてきた。ところが今年7月27日、ebayユーザーのcatbearpaws氏によって『ポケモン釣り大会DS』関連と思われるDS向けソフトウェアがebay上に出品された。
カートリッジには「Nintendo」の刻印はされているものの、一般的なDSソフトとは異なり、上方に出っ張りの付いた大型のものだ。シールには「DSフラッシュカード 512M」とあり、開発用のフラッシュカードであることがうかがえる。


そして出品画像には、本ソフトを起動したとみられるニンテンドーDSの画面も掲載されており、そこには確かに「ポケパークつりたいかいDS」の文字が確認できる。しかし公開されているのは管理画面と思わしき画像のみで、ゲームのプレイ画面は含まれていない。画像にはサブカードが刺さっていないというメッセージも表示されているため、本ソフトはゲーム本体ではなく、スコアボードなどの管理に使う管理者用ソフトウェアの可能性はある。
なお出品者は本商品について「開発/テスト用カートリッジ」であると説明。動作は確認済みで、市販のニンテンドーDSでテストすると、ハイスコアランキングの通信プログラムを示す日本語画面が表示されるという。同氏によれば、このカートリッジは個人所有のロットの一部として手に入れたもので、これ以上の詳細な説明や資料提供は不可能とのこと。その他の機能については不明で、動作保証もしないとしている。
出品者のcatbearpaws氏は、プロフィールによればドイツ在住の人物で、これまでポケモンのぬいぐるみなどを出品していたようだ。しかし今回の開発者向けカートリッジの入手経緯については先述の通り不明。またこのカートリッジにゲーム本体が収録されているのかについても疑問は尽きないが、出品においては「Nintendo DS Development/Test Cartridge」とだけ説明されており、あくまでテスト用カートリッジとしての出品のようだ。出品者が『ポケモン釣り大会DS』のゲームだと主張しているわけではない点も留意したい。

やにわに出品された“幻のポケモンゲーム”ということもあって話題となった今回のカートリッジ。しかし現時点で確認できる情報では、このカートリッジ単体で『ポケモン釣り大会DS』をプレイできる可能性は薄い。とはいえ、希少なポケモン関連のカートリッジが出品されたとあって、コミュニティでは広く注目を集めているかたちだ。
なお、出品価格は現在7999ユーロ、日本円にして約150万円となっている。コミュニティではさっそく共同購入して適切に保存しようとする動きが始まっているものの、記事執筆時点ではまだ落札者は現れていない。今後このカートリッジを巡ったコミュニティ動向は注目されるところだろう。
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