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ネクソン、「総額260億円規模」のゲーム投資ファンドを韓国政府と共に発足。“官民連携”で独立スタジオの育成加速狙う
韓国の行政機関である文化体育観光部は6月23日、ゲーム知的財産などに投資する1200ウォン規模の大型ファンドが結成されたことを発表した。

韓国の行政機関である文化体育観光部は6月23日、ゲーム知的財産などに投資する1200ウォン規模の大型ファンドが結成されたことを発表した。韓国・ソウルに拠点を置くゲーム会社Nexon(ネクソン)が主要出資者となり、同社は1300億ウォンの追加投入を予定している。現地メディアGameMecaなどが報じている。
Nexonは今回子会社としてNexon Partnersを設立し、ゲーム系ベンチャーキャピタルであるKona Venture Partnersと共同で「Kona Global IP Investment Association」を設立。文化体育観光部が600億ウォン、Nexonが588億ウォン、そして運用会社のKona Venture Partnersが12億ウォンを出資する構成となっている。文化体育観光部はこのファンドを通じて、コンテンツ政策ファンドの投資規模を拡大し、民間の大型資本がゲーム産業への投資に参加するための基盤を整えたいとしている。

なお、初期のゲーム開発会社に対するシードステージでの投資に加えて、成長の可能性がある企業や事業に対しては「シリーズA」で追加の投資がおこなわれる。そして、Nexonはさらに約1300億ウォンの資金を追加投入する予定とのこと。あわせると、今後5年間で2500億ウォン(約250億円)を投じることになるという。Nexonが直接パブリッシングしないIPも投資対象とする開放型のエコシステムモデルが掲げられており、韓国のゲーム産業を幅広く支援するのだろう。
Nexonは今年5月にも2026年度第1四半期の連結業績を発表。『メイプルストーリー』フランチャイズでは前年同期比42%の成長を遂げたほか、2025年10月にリリースされ世界的な大ヒットとなった『ARC Raiders』は売上1600万本を突破。同期は過去最高の四半期業績となったことが伝えられていた。新旧のタイトルがそれぞれ勢いを増し、同社の世界的な存在感が高まる中で、韓国ゲーム産業の初期から成長期にかけての活性化に乗り出したかたちだ。

なお今回のファンドは、文化体育観光部が運用する政府系ファンド「母体ファンド」の文化アカウントを通じて結成されたもの。文化体育観光部によれば、これまでもゲーム企業が出資するかたちで文化アカウントの子ファンドが結成された事例はあったものの、この規模の大型ファンドが組成されるのは初めてだという。キム・ギョンファ文化産業政策官は今回の投資をIP投資の“呼び水”として位置づけており、民間による大型の投資がその後も継続的におこなわれることにも期待されている。
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