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Steam向けゲーム開発者に「“売れてないゲーム”の権利を譲ってほしい」とする怪しいメール相次ぐ。「侮辱的」なほど安い買い取り提案に、怒りの声
Steamにてゲームをリリースしている開発者に対して、そのゲームの権利を買い取りたいとする怪しいメールが、最近多数確認されているようだ。

Steamにてゲームをリリースしている開発者に対して、そのゲームの権利を買い取りたいとする怪しいメールが、最近多数確認されているようだ。開発者らがRedditやSNSで報告している。
それらのメールでは、100ドル(約1万6000円)での権利買い取りを提案する点が共通しており、安すぎるなどとして話題になっている。

開発者らから報告された内容によると、メールの件名はいずれも「We are interested in purchasing the rights for your STEAM game:(開発者のゲーム名)」で、本文もゲーム名以外は同じである様子。そのため、特定の企業あるいは個人が送信している可能性がありそうだ。
メールの内容はというと、「Steamにて売れていない(performed poorly)ゲームを探しており、そのゲームの権利を譲ってくれるなら少なくとも100ドルを支払う」というもの。また、買い取ったゲームをまとめて大きなカタログにして宣伝するとも説明されている(Reddit)。

開発者によるRedditやXでの報告に対しては、同様のメールが自身にも届いたとするコメントなどが見られる。また、ゲームの権利を100ドル(約1万6000円)で買い取るという提案については、安すぎるという意見が目立つ。実際に売れていないとしても、時間をかけて制作した大事な作品であり、侮辱されたような気分だと述べる開発者もいる。
ちなみに、Steamでゲームをリリースするには、1作品あたり100ドルをValveに支払う必要があり、総売り上げが1000ドルを超えると返金される仕組み。そのため、返金を受けられるほどの売り上げを得られておらず、権利を売って100ドルが返ってくるなら歓迎だとする声も聞かれる。問題のメールではこの仕組みを前提に、売れていなさそうなゲームを狙い撃ちして、100ドルでの権利買い取りを提案している可能性はありそうだ。

Steamにて約160件のユーザーレビューで100%好評を得ているが、例のメールが届いたという。
一方で、問題のメールはよくある詐欺だとして注意喚起するコメントも散見される。真偽は不明ながら、ゲームの権利を買い取ってSteamストアページの管理権を確保したのち、ゲームファイルにマルウェアを仕込むことが目的ではないかと懸念されているようだ。近年では、マルウェアを流布する手段としてゲームが利用されることがあり、これまでにはSteamにて発覚した例もいくつか報告されている(関連記事)。
ただ、例のメールにて説明されたようなビジネスを実際におこなっている企業が存在するとし、必ずしも詐欺ではないという指摘もある。権利を買い取ったのち、アートワークなどに最低限の改善を施して再販するそうだ。いちからゲームを開発するよりも安上がりで、浮いたお金を広告費に回して利益を上げるビジネスモデルなのだという。
ともあれ、自らのゲームやブランドが悪用される可能性は捨てきれず、相手の素性がはっきりしない限りは、そうしたメールは相手にしない方が良さそうだ。
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