ターン制ストラテジー『Heroes of Might and Magic: Olden Era』、なんとリリース初日で開発費を回収していた。開発元はシリーズ再始動作の大ヒットに歓喜

Unfrozenは5月1日、『Heroes of Might and Magic: Olden Era』がリリースされてから最初の24時間で25万本の売上を記録したと発表。開発元によれば、制作費用をすでに回収しているのだという。

デベロッパーのUnfrozenは5月1日、Heroes of Might and Magic: Olden Era(ヒーローズ・オブ・マイト・アンド・マジック:オルデン・エラ)』がリリースされてから最初の24時間で25万本の売上を記録したと発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Windows)。PC Game Pass向けにも提供されている。

『Heroes of Might and Magic: Olden Era』は、ターン制のストラテジーゲームである。シングルプレイおよびオンラインマルチプレイに対応している。舞台となるのは複数の派閥がひしめき合って戦いを繰り広げるファンタジー世界「エンロス」。プレイヤーは好きな派閥を選択して軍を率い、世界の支配を目指す。派閥ごとに特徴的なユニットを使い、施設を建設してユニットを雇用・強化、多彩な戦略を立てて敵の軍勢を打ち破るのだ。

そんな本作はリリースされてからわずか1日で25万本の売上を記録した。Unfrozenによれば、これはリリース初日にしてすでに開発費を回収できたことを意味するという。Steamの売上ランキングでも1位を獲得したほか、Steamユーザーレビューはリリース初日に3000件以上、本稿執筆時点では4000件以上寄せられており、そのうち90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。Steam同時接続プレイヤー数もピーク時には約5万2000人ほどに上り、多くのプレイヤーが軍勢の指揮を楽しんでいることがうかがえる(SteamDB)。

本作のゲームプレイの中心となるのはヒーローと呼ばれる、軍勢を率いることのできるキャラクターだ。プレイヤーは自分のターンにヒーローを自由に動かすことができる。ただし、ヒーローごとに移動ポイントは限られており、ポイントは移動距離に応じて消費されていく。戦場は最初、何があるかわからない霧に覆われているため、ヒーローを動かして状況を把握していくことになる。うかつに進軍しすぎた場合、ヒーロー1人だけが敵のド真ん中で孤立といったことにもなるかもしれない。

ヒーローは大まかに、直接戦闘と魔法攻撃が得意な2つのタイプに分けられ、それぞれが異なる成長を遂げる。ヒーローは戦闘で経験を積むとレベルアップし、能力値アップに加え、ランダムに選ばれた3つのうちから伸ばしたい1つの能力を選択して成長するシステムとなっている。ヒーローそれぞれがデッキ構築ローグライクゲームのような奥深さを持ち、それらを複数使って戦いを進め、マップの地形や派閥ごとの特徴まで考慮して戦場を支配していくわけだ。

敵と遭遇した際にはバトルに移り、こちらもターン制で進行していく。ヒーローは所持している兵士を複数の小隊として所持することができ、小隊ごとに行動がおこなわれる。同じ種類の兵士は自由に人数の配分を変更することもできる。たとえば100人の兵士がいるとき、100人の小隊1つであれば強力である反面1回しか行動できず、50人の小隊2つに分ければ2回行動できるものの各個撃破されるリスクが高まるといった具合だ。戦場全体から個々のバトルまで、常に頭をフル回転させる戦いを楽しめるだろう。

本作は30年以上続く『Heroes of Might and Magic』シリーズの最新作である。ナンバリング作品以外にも多数の派生作品が存在するが、Ubisoftがパブリッシャーとなった『Heroes of Might and Magic V』以降は日本語版がリリースされておらず、日本国内では知る人ぞ知るゲームとなっていた背景がある。そんな中、本作の開発元であるUnfrozenは『Heroes of Might and Magic』の熱狂的なファンとして、デモ版を携えてUbisoftに企画を提案。ファンによる、ファンと共に作る、ファンのための最新作としてシリーズを再始動させることが決定されたのだという。

そんな本作はリリースされる前からデモ版がやり込めるとして話題になっていた(関連記事)。ゲームの一部分が遊べるだけにも関わらずSteam同時接続プレイヤー数はピーク時に2万4000人以上を記録し、300時間以上プレイした人までいたのだという。高いリプレイ性と奥深い戦略性がかねてより注目されていた作品が、リリース直後からプレイヤーの期待に応えたかたちだ。

ちなみに本作は早期アクセス開始時点で日本語にも対応。5月2日に配信されたアップデートで細かな修正は入っているものの、日本語圏のプレイヤーでも安心してプレイすることができる。

『Heroes of Might and Magic: Olden Era(ヒーローズ・オブ・マイト・アンド・マジック:オルデン・エラ)』はPC(Steam/Windows)向けに配信中、PC Game Pass向けにも提供されている。Steamではリリース記念セールが開催されており、日本時間5月15日午前2時までの期間限定で定価の25%オフとなる税込2985円で購入可能だ。

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Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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