サイバーエージェント、ニトロプラスを子会社化へ。ニトロプラスは体制を維持しつつコンテンツ制作に注力、グローバル展開を目指す

サイバーエージェントは6月26日、ニトロプラスの株式を取得し、連結子会社化することを発表した。社名および組織を含め、現体制が維持されるという。

株式会社サイバーエージェントは6月26日、株式会社ニトロプラスの株式を取得し、連結子会社化することを発表した。

ニトロプラスは、主にアドベンチャーゲームを手がけてきたことで知られる企業だ。シナリオライターの虚淵玄氏が在籍しており、『沙耶の唄』などを手がけてきた。またMAGES.とともに『CHAOS;HEAD』『STEINS;GATE』といった科学アドベンチャーシリーズをリリースしている。


今回、サイバーエージェントはニトロプラスの株式を取得し、連結子会社化することを明かした。ニトロプラスの社名および組織は現体制が維持され、現・代表取締役および「刀剣乱舞」プロデューサーである小坂孝志(小坂崇氣)氏が継続して社長を務めるという。

発表によると、インターネット領域で幅広くエンターテインメントビジネスをグローバル展開しているサイバーエージェントと、IP ビジネスにおいて世界展開を目指すニトロプラスとの親和性が高いと判断されたとのこと。ニトロプラスがサイバーエージェントグループに参画するに至ったそうだ。


ニトロプラス側もグループ参画について発表。小坂氏は、サイバーエージェントと資本協力を図ることでニトロプラスの組織力を強化し、コンテンツ制作により一層注力できる体制を整えることが可能になるとしている。これによりアイデアレベルで止まっていた企画を実現させたり、リソース不足で途中で諦めていたクリエイティブの品質を向上させたりすることもできると見込まれているそうだ。副社長の虚淵玄氏を含め、グループ参画後も全社員が欠けることなく新たな体制での運営がおこなわれていくそうだ。

このほかサイバーエージェントの公式サイトでは、小坂氏とサイバーエージェント代表取締役藤田晋氏との対談インタビューが公開。今回の選択についての想いや今後の展望について伝えられている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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