ワーナーキャラ大乱闘ゲーム『マルチバーサス』ついに正式リリースされ盛況スタート。ジョーカーからトムとジェリーまで参戦の最大4人対戦アクション

Warner Bros. Gamesは5月29日、『MultiVersus(マルチバーサス)』を正式リリースした。バットマンやスーパーマン、バックス・バニーなどが参戦する対戦アクションゲームだ。

Warner Bros. Gamesは5月29日、対戦アクションゲーム『MultiVersus(マルチバーサス)』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox One。本作は、さっそく多くのプレイヤーで賑わっているようだ。

本作は、Player First Gamesが手がけた基本プレイ無料(アイテム課金制)の対戦アクションゲーム。2022年にPC向けの早期アクセスおよびオープンベータテストが実施され、約1年のサービス停止期間を挟んで、このたびついに正式リリースされた。


『MultiVersus(マルチバーサス)』では、販売元であるワーナーの人気キャラクターたちを使ったバトルを楽しめる。たとえば、バットマンやスーパーマン、ジョーカーなどのDCキャラクター、バックス・バニーやトムとジェリー、「アドベンチャー・タイム」のフィン、「ゲーム・オブ・スローンズ」のアリア・スタークなどが登場。また、今後「マトリックス」のエージェント・スミスなども追加されていくという。

本作は最大4人でのオンラインマルチプレイに対応し、ゲームモードには1対1のバトルや、2対2のチーム戦、4人で繰り広げる大乱闘などが収録。また、シングルプレイ用のPvEモードも用意されている。バットマンのバットケイブや、ジェイクとフィンのツリーハウス、「ゲーム・オブ・スローンズ」の鉄の玉座など、各原作をモチーフにしたステージを舞台に、それぞれのキャラクターの個性とプレイスタイルを活かした戦いを繰り広げることとなる。

 


今回正式リリースを迎え、Steam版の同時接続プレイヤー数を確認すると、一気に10万人を突破。初日のピーク時には約11万5000人にまで達した(SteamDB)。早期アクセス配信時に記録した約15万人には及ばなかったものの、Steam全体で同日のトップ10に入る同時接続プレイヤー数である。

基本プレイ無料という誰もが気軽にプレイできる点が、この盛り上がりの大きな要因ではあるだろうが、ワーナー作品・キャラクターの人気の高さおよび本作への期待の高さも、大きく後押ししたことだろう。また早期アクセス配信時に得ていた好評も、本作の好調なスタートに繋がったとみられる。Steam以外のプラットフォームでも、多くのプレイヤーを集めているものと想像される。

一方で本作の評価に目を向けてみると、Steamのユーザーレビューの最近(直近30日間)のステータスは、本稿執筆時点で68%が好評とする「賛否両論」。おおむね好評ではあるものの、早期アクセス・オープンベータ時と比較して、ゲームスピードが遅く調整されたことや、ゲーム内通貨の扱いの変更、またいくつかの機能が削除されたことなどの仕様変更が不評に結びついている様子である。開発元によると、本作では今後も定期的なコンテンツ追加と、継続的なクオリティーの向上をおこなっていく計画とのことだ。


『MultiVersus(マルチバーサス)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox One向けに基本プレイ無料(アイテム課金制)にて配信中。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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