中世街づくりシム『Dethrone』発表。丸っこいマップで街を繁栄させ、暴君の打倒を目指す

 

デベロッパーのSnou Gamesは10月24日、『Dethrone』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『Dethrone』は球体上のマップに中世風の町を建設するシティビルダーゲームだ。町は冷酷な王に支配されており、プレイヤーは反乱を起こして王を失脚させることを目的とする。王の怒りを買わないよう慎重に民衆の支持を集め、暴君を打ち倒すのだ。

王を倒すためにはまず町を豊かにする必要があるという。木を伐採するなどして資材を集め、建設をおこなっていくことになるようだ。トレイラー映像では道路や民家、教会や風車など、さまざまな施設を建設しているところが確認できる。建物には隣接ボーナスが存在し、畑の近くに風車を建てるなど、組み合わせによって資源収入が増えるという。最適な配置を模索しながら施設を建て、町を発展させていくことになるのだろう。本作はマップが球体なため、一方向に町の拡大を続けると一周して戻ってくることになる。見た目にユニークな球体マップだが、戦略的にも重要となるかもしれない。

最終的に民衆には反乱を起こしてもらわなければならないため、人間関係の管理も必要になるという。地元の人々のニーズに応えることで良好な関係を保ち、味方につけておく必要があるようだ。トレイラー映像ではサーカスのような施設の存在も確認できる。収入を増やすだけではなく、娯楽施設なども建てて民衆を満足させていくことになるのだろう。


本作を手がけるSnou Gamesはトルコに拠点を置くインディースタジオ。同スタジオは2022年に設立され、ガラタサライ大学でコンピューターエンジニアリングを学んでいるEmir Kaan Öz氏を中心に、少人数でゲーム開発をおこなっている。シンプルかつ斬新で、思い出に残るゲームを作ることを目指しているとのこと。本作の開発にあたっては、『Townscaper』『ISLANDERS』『Yes, Your Grace』といった作品から影響を受けているという。本作のシンプルで暖かみのあるデザインはそうした作品の影響から生まれているようだ。

『Dethrone』はPC(Steam)向けに発売予定だ。