3D変形メカアクション『PHANTOM GALAXIES』11月2日早期アクセス配信開始へ、基本プレイ無料。SteamとEGSで「NFTあり/なし」バージョンをわけて配信へ


デベロッパーBlowfish Studiosは9月21日、『PHANTOM GALAXIES』の早期アクセス配信を11月2日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、基本プレイ無料にて配信予定だ。

『PHANTOM GALAXIES』は3Dメカアクションアドベンチャーゲームだ。本作の舞台は、かつて星間戦争があったとされる宇宙空間だ。戦争を経た人類は、居住地であるコロニーを守るべく各連邦・連合が結託。メカパイロットのエリートらで構成されたレンジャー部隊を結成した。プレイヤーは、変形メカ「スターファイター」を駆るレンジャー部隊の少尉となり、戦後荒廃した宇宙にはびこる宇宙海賊や異星人との戦いに身を投じることとなる。


本作においてプレイヤーは、スターファイターを操縦し、三人称視点の戦闘を繰り広げていく。スターファイターは、戦闘に適した人型形態と高速移動に適した航行形態とを瞬時に切り替えられる変形メカだ。スターファイターには、それぞれの特性をもった4種類のメカクラス、アサルト・ランサー・バスター・ブリーチャーが存在する。そのほか、機体ごとに搭載する武装が選択可能。近接戦闘/遠距離戦闘に特化させたりと、自由度の高いカスタマイズ性が本作の魅力となるだろう。また、プレイヤーの分身となるキャラクターにもカスタマイズ要素が存在し、容姿設定のほか、レベルアップによりパイロットとしての特殊技能も習得可能となるようだ。

本作のゲームプレイでは、オープンワールドの宇宙空間を移動しながら、宇宙海賊・異星人らの侵略から人類を守るメインストーリーやサイドクエストを通してミッションに挑戦していく。また、ほかのプレイヤーとチームを組んで挑むPvPのマルチプレイヤーバトルや、PvEのマルチプレイヤーバウンティといったミッションも用意されており、プレイヤー同士でギルドを結成するといった要素も存在するようだ。


本作を手がけるデベロッパーBlowfish Studiosは、ブロックチェーン企業Animoca Brandsの子会社。インディーズゲームのパブリッシングも手がけている。本作では、Animoca Brandsの専門知識とリソースを活用してブロックチェーン技術が導入されているという。プレイヤー同士がアイテムを売買するマーケットプレイスなどを通して、NFT(非代替性トークン)の所有が可能となるようだ。本作発表当初には、NFTとしてスターファイターやキャラアバターなどが所有できる要素が押し出されていた(関連記事)。

ただし今回の発表によれば、Steamでは“Web3要素”を盛り込まないバージョンの本作が配信されるという。すなわち、NFT要素を排したバージョンを配信するのだろう。Steamは2021年頃から暗号通貨やNFTの発行・交換ができるアプリケーションの配信を禁ずる方針を取っており、こうした経緯から別バージョンでの配信となった考えられる(関連記事)。

一方で、Epic GamesストアではNFT要素などを含むブロックチェーンゲームの配信が認められている。そのため、同ストアではNFT要素も盛り込まれたバージョンの本作が配信されるようだ。なお、同ストアの本作ページ上には「これは、ブロックチェーン/NFTゲームです」との注意書きがなされている。目にする機会の少ない注意書きといえるだろう。両プラットフォームで異なるサービス内容が予定される本作は、今後どのような展開を見せるだろうか。

なお、本作は早期アクセス配信期間として、11月2日から2024年第4四半期までを予定している。早期アクセス配信時のコンテンツとしては、「4エピソード相当」のストーリーコンテンツおよび、PvPモードのほか「バウンティ」や「パトロール」と呼ばれる繰り返し楽しめるコンテンツが含まれているとのこと。また、ゲームの提供価格については早期アクセスの前後で変更はなく、正式リリース後も基本プレイ無料での配信予定となっている。

『PHANTOM GALAXIES』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに11月2日より早期アクセス配信開始予定だ。