配信者ホラーゲーム『パラソーシャル』8月25日配信へ。ストリーマーが恐怖に見舞われる、チラズアート新作

 

国内のデベロッパーであるChilla’s Art(チラズアート)は、『パラソーシャル(Parasocial)』を8月25日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamのストアページ上では、新しいスクリーンショットなども公開されている。

『パラソーシャル』は配信者やストリーマーを題材とした、サイコロジカルホラーゲーム作品である。本作の主人公は、バーチャルYouTuberとして活動する人物であるようだ。トレイラー内では3Dのアバターを利用してゲーム実況を始めるようなシーンや、マンションの一室の様子などが映されている。本作で主人公は、動画配信サイト上で活動する中、何らかの事態に巻き込まれ恐怖と相対するのだろう。


ゲームプレイの詳細については不明ながら、配信中らしきPC画面上には操作方法の説明が存在。配信中、プレイヤーが何かを操作するのかもしれない。ストアページ上のスクリーンショットでは、夜のコンビニや路地といったロケーションが確認できる。主人公は配信以外に、夜の街にも訪れるようだ。どのような恐怖が描かれるのだろうか。

ストアページによると、本作はジャンルとしてはサイコロジカルホラーと表現されている。グラフィックでは、雰囲気のあるリアルな環境がホラー体験を演出。VHS風のノイズによって、恐怖にさらなる没入感を与えるという。またシステム面では,チャプターごとのオートセーブ機能が搭載されている。なおタイトルのパラソーシャルとは、タレントなどに親しみを覚えるといった、直接面識のない人物に対する一方的な関係を指す言葉。ストリーマーと視聴者の関係にもあてはまるため、視聴者が恐怖に関わってくるのかもしれない。


本作を手がけているのは、兄弟でゲームを制作しているというChilla’s Artだ。過去作としては、『赤マント』『閉店事件』『夜勤事件』など多数の短編ホラー作品をリリース。ゲーム実況者やVTuberによるプレイ動画/生放送も含めて注目を集めてきた。直近の作品としては、2023年6月に『夜間警備』をリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で398件91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。プレイヤーからは、作品の雰囲気や恐怖が評価されているようだ。

『パラソーシャル』は、PC(Steam)向けに8月25日配信予定だ。またクリエイター向けのクラウドファンディングプラットフォームPatreonでは、支援者向けに本作のベータ版が先行配信中となっている。





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