ビデオ映像風ホラーゲーム『自撮』12月16日リリースへ。荒れ果てた日本家屋を探索する実話風フィクション、チラズアート新作

 

国内のデベロッパーであるChilla’s Art(チラズアート)は12月14日、『自撮(Jisatsu)』12月16日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作関連では、12月12日にトレイラーが公開されている。


『自撮』はチラズアートの手がける、ファウンド・フッテージ型のモキュメンタリーホラーゲームである。本作でプレイヤーは、古びた日本の民家を探索していくようだ。公開されているトレイラーやスクリーンショット内では、荒れ果てた家の中や、闇に覆われた屋外のシーンなどが確認できる。少なくとも舞台の一つとして、廃墟風の民家が登場するのだろう。

またトレイラーでは、ブラウン管のテレビでビデオテープを撮影する場面や、地面を掘るような不穏なシーンなども映されている。日本人形の首が落ちるシーンでは、首が落ちた先にドロっとした黒い液体も見えているが、この家で何が起こったのだろうか。なお、モキュメンタリーはドキュメンタリー風のフィクション。ファウンド・フッテージは、誰かの撮影した映像を発見したものとする設定のことだ。本作では発見したビデオテープの関わる恐怖が描かれるのかもしれない。

 


本作はサイコロジカルホラーとも表現されている。日本のホラー映画に影響を受けた環境アートなどにより、プレイヤーを狂わせるような恐怖体験が描かれるのだろう。またSteamのストアページによると、システム面ではオートセーブが搭載。セーブは各チャプターごとにおこなわれるといい、本作は複数のチャプターが存在しているようだ。そのほかSteamストアページ内の成人向けコンテンツの説明によると本作には自殺、ゴア、殺害、死体、動物の死体といった要素も登場するそうだ。


本作を手がけているチラズアートは、兄弟でゲームを制作しているという国内のデベロッパーである。過去作としては、『赤マント』『閉店事件』『パラソーシャル』など短編ホラーを中心に多数の作品をリリース。ゲーム実況や生配信なども含めて、注目を集めてきた。なお前作にあたる『誘拐事件』は2023年11月にリリース。Steamのユーザーレビューでは、272件中84%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。

本作『自撮』は、そんなチラズアートによる新作となるわけだ。チラズアートは11月に公式X(Twitter)上にて、今年中にもう1本ゲームを出す予定だと告知していたが、告知どおり本作が年内にリリースされるようだ。なおチラズアートは、これまで2023年に4本の作品をリリースしており、本作がチラズアートの2023年5本目の作品となる。


『自撮』はPC(Steam)向けに、12月16日リリース予定だ。