怪物潜む町を進むステルスホラー『GYLT』Steam版などが7月7日国内配信へ。元Stadia独占タイトル、同サービス終了を受けて多機種展開へ

 

デベロッパーのTequila Worksは5月11日、ホラーアドベンチャーゲーム『GYLT』のPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox one/Xbox Series X|S版を、7月6日に配信すると発表した。SteamおよびPS Storeでは、日本では時差により7月7日配信と記載されている。ゲーム内は日本語表示に対応予定。

『GYLT』は、アメリカ・メイン州の架空の町を舞台にしたホラーアドベンチャーゲームだ。主人公はサリーという名の女の子。バラ色とはいえない人生を送ってきた彼女は、従妹のエミリーが姿を消したことで、その行方を探していた。そしてある時、いじめっ子たちに追われたサリーは、時空が歪んだ町に足を踏み入れてしまう。そこは、彼女の心の中の恐怖と最悪の記憶が、邪悪な現実となって現れる世界だという。

本作にてプレイヤーは、エミリーとなって暗い夜の町を探索。町には古い鉱山や学校などもある一方で、人の気配はない。その代わり、謎の怪物が徘徊している。エミリーは武器を持っていないため、襲われないようにステルスプレイにて怪物を避けて進まなければならない。

敵は光に反応することから、随時懐中電灯を消灯してやり過ごす。一方で、敵の弱点を狙って照らして立ち向かうこともできる。また、あえて床などを照らしておびき出したり、自動販売機でジュースを購入し、その缶を投げて音で敵の注意をそらすといったことも可能だ。このほか、ステージ内には多彩なパズル要素が用意され、ここでも光を利用する場面がある。そうして試練を乗り越え、時空が歪んだ世界の秘密を解き明かし、エミリー失踪の原因を突き止めるのだ。



本作の開発元Tequila Worksは、『Deadlight』や『RiME』などを手がけたことで知られるスタジオ。『GYLT』は、GoogleのクラウドゲームサービスStadiaの独占タイトルとして発表され、2019年11月に配信された。ただ、Stadiaが今年1月にサービス終了したことから、本作をプレイできる環境がなくなってしまった。同スタジオはStadiaのサービス終了が告知されたのち、本作をマルチプラットフォーム化すると宣言。そして今回、各プラットフォームでの配信日が決定したかたちだ。

『GYLT』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox one/Xbox Series X|S向けに、7月7日に国内配信予定だ。