ドット絵メトロイドヴァニア『雨雫のアンブレラ』Steamストアページ公開。雨の降り続く世界と空の祭壇

 

国内のゲーム制作スタジオかぼちゃれんが(Kabocha renga)は2月7日、『雨雫のアンブレラ』のSteamストアページを公開した。本作はPC(Steam)向けに、2023年リリース予定となっている。

※ 2023年1月開催の東京ゲームダンジョン2へ向けて公開された動画

『雨雫のアンブレラ』は、傘を使って空の上の祭壇を目指す、探索型の2Dアクションゲームである。本作の舞台は、永い間雨が降り続く終末世界だ。止まない雨の中、大地は荒れ果て、2つの種族は対立し続けていた。本作の主人公シズクには、アメという友人がいた。しかしある儀式の後、アメが行方不明になってしまう。シズクは、アメの消息を確かめるため冒険に出発。空の上の祭壇を目指して、戦いを繰り広げていく。シズクの行く先には、何が待ち受けているのだろうか。


主人公のシズクは、メカニカルな傘を使って先へと進んでいく。シズクの扱う傘は、ロストテクノロジーを用いた道具となっている。そのため傘で敵を殴ったり、傘を足場のように展開して高く飛び上がったりといったアクションが可能。本作でシズクは、傘を使ってステージを進み、ボスと戦うわけである。具体的なアクションとしては、空中から繰り出す落下攻撃の存在が明かされている。落下攻撃では、シズクゲージを消費する代わりに敵の装甲が破壊できるようだ。

またシズクは探索やボスの撃破によって、新しい技能を習得する。新たな移動能力や戦闘技能によって、探索範囲が拡大していくようだ。そのほか、雨の降り続く世界や主人公のシズクなどを描いたキャラのドット絵表現も本作の特徴だろう。


本作を開発しているかぼちゃれんがは、まどい氏による国内のゲーム制作スタジオ(同人サークル)である。過去作としては、ドット絵ブロック崩し『Mirry Bullet』や、にじさんじの所属ライバー森中花咲さんの二次創作作品『森中花咲と24時のパレード』などを制作してきた。

本作『雨雫のアンブレラ』においては、2022年6月ごろに「ラトレイアの天使たち」として発表され、イベントへの出展などがおこなわれてきた。現在はタイトルが『雨雫のアンブレラ』へと改められ、2023年リリースへ向けて開発が進められているわけだ。

『雨雫のアンブレラ』は、PC(Steam)向けに2023年リリース予定となっている。また本作は、3月4日に東京・吉祥寺で開催される「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT」へ出展予定。当日は、「東京ゲームダンジョン2」での展示バージョンをベースに調整を加え、序盤のシナリオが遊べるモノが用意されるそうだ。