Steamローグライトアクション『Brotato』が大好評。多彩なポテト人間の中毒バトル


デベロッパーのBlobfishは9月28日、Steamにてローグライトアクションゲーム『Brotato』の早期アクセス配信を開始した。本作は配信開始直後からユーザーレビューで大好評を博し、Steam同時接続プレイヤー数も右肩上がり。ピーク時で1万人以上がプレイする盛況となっているようだ。

『Brotato』は、見下ろし視点のローグライト・アリーナシューターだ。プレイヤーが操作するのは、楕円形の顔に手足が生えたようなデザインのポテト人間。このポテト人間は、一度に6種類の武器を扱うことができる。プレイヤーは、周囲から迫りくる敵を多彩な武器で迎え撃ちつつ、生き残りを目指すのだ。


本作のゲームプレイとしては、ヒット作『Vampire Survivors』やそのベースとなった『Magic Survival』と似通った要素が盛り込まれている。「攻撃は自動的に発動する」「群がる敵を倒してパワーアップを獲得し、力をインフレさせていく」「倒されると基本的に一からやり直しになる」などの要素だ。一方で、先述した作品と違って本作は1ラウンド20秒~90秒のウェーブを繰り返す形式となっている。また、『Brotato』では、周回をまたいで利用できるキャラ強化要素などは存在しないのも特徴となる。

本作では特定の条件をクリアすると多彩なキャラクターやアイテムをアンロック可能。キャラ特性としては「銃撃特化のキャラクター」「とにかく体力と防御力が高いキャラクター」などの基本的な内容のほか、「敵をできるだけ倒さないプレイが必要」「そもそも武器が装備できず、攻撃を受けた際にだけ反撃」などの特殊キャラが存在しており、幅広いキャラビルドをサポートしている。また、プレイヤーはゲームオプションで敵の体力・攻撃力・スピードを増減可能だ。高速で迫る敵や、遅くて硬い敵などにも設定できる。さまざまなキャラビルドと敵設定を楽しむ、ややサンドボックスに近いゲームプレイといえるだろう。


本作は、9月28日のリリースから1週間足らずで1000件に迫るSteamユーザーレビューを獲得。本稿執筆時点でそのうち95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを得ている。好評意見としても、自由度の高い内容を評価する声が多いようだ。そしてSteam同時接続プレイヤー数についても、リリース以降右肩上がりに推移。早期アクセス配信開始当日から3000人を突破して連日増加し、直近ではピーク時に1万624人が本作を同時に遊んだようだ(SteamDB)。

本作を手がけるのは、フランスのデベロッパーであるBlobfishだ。開発者Thomas Gervraud氏による個人スタジオである。同スタジオは過去にも『Lost Potato』や『Space Gladiators』などの作品をリリース。それぞれ見下ろし視点/横スクロールと形式は違うものの、ローグライトアクションとしてSteamユーザーレビューでの高評価を得ている。『Brotato』がユーザーから好評を寄せられるのも、そうしたローグライト作品作りの手腕が発揮されたがゆえだろう。


なお、『Brotato』は早期アクセス配信期間として、リリースから数か月を見込んでいる。現在のバージョンでは30体のキャラクターと150種類のアイテム、40種類以上の武器が実装済み。そして最大20ウェーブのステージを5種類の難易度で楽しめるようになっている。一方で、正式リリースに向けてはさらなるコンテンツやエンドレスモードの追加のほか、Modのサポートも見込んでいる。また、正式リリースにあたっても価格は「たぶん上がらない(Probably not. )」とのことだ。

『Brotato』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中で、価格は税込520円。