Dr Disrespectのスタジオ手がけるFPS『DEADROP』正式発表&ゲームプレイがお披露目。NFT要素を盛り込んだオンラインシューター

Image credit: Dr Disrespect on YouTube
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Dr Disrespect氏が共同設立したスタジオMidnight Societyは『DEADROP』を発表。Founders Access Pass所有者向けに体験版を配信開始した。

Dr DisrespectことHerschel Guy Beahm氏は米国のゲーム配信者だ。もともとTwitchで活動していたものの2020年に突如アカウント停止処分を受け、現在はYouTubeを拠点に活動している(関連記事)。YouTubeの登録者数は404万人を誇り、世界的に人気のストリーマーだ。

いまでこそゲーム配信者として知られているDr Disrespect氏であるが、一時期はSledgehammer Gamesに勤務。レベルデザイナーとして『Call of Duty: Advanced Warfare』のマルチプレイモード用マップ制作に関与していた。配信においても、ゲーム制作への情熱を失っていない一面を見せることもあった(関連記事)。そして、昨年12月にはゲームスタジオMidnight Societyを共同設立するに至った。設立者には、元Infinity WardのRobert Bowling氏や元343 IndustriesのQuinn DelHoyo氏などが名を連ねている。同スタジオの最初のゲームは「Project Moon」として開発されていた。

そして、今回そのゲームが『DEADROP』と改称されて披露されることとなった。公式サイトによると、本作は競争性のあるPvPvEのオンラインFPSとなるそうだ。開発元は本作をVertical Extraction Shooterと定義している。バトルロイヤルゲームのプレイヤー規模で、『Escape from Tarkov』のような脱出が肝になるゲームプレイを目指しているとのこと。地球の汚染が進んだ近未来都市で、資源や装備を巡って、複数の派閥が争いあうという。


タイトルのお披露目と共に、Founders Access Pass所有者に向けてはSnapshot(短い体験版)が配信された。Founders Access Passは、1万人限定で販売されたNFT(Non Fungible Token・非代替性トークン)だ。Snapshotのプレイ権のほか、イベントへの参加権にもなるとのこと。本日8月5日には、Dr Disrespect氏自らがプレイする映像も公開されている。

映像では、アサルトライフルを使っての射撃練習や、陰鬱な近未来都市の様子が確認できる。ステージグラフィックはリッチに見える一方で、ゲームプレイについてはまだ開発初期段階のようだ。Dr Disrespect氏も、本作はまだ骨組み(Bare Bone)だけの状態と評している。同氏はリーン(体を左右に傾けるアクション)の追加や銃の反動パターンなどを、今後改善したいゲームメカニクスとして挙げていた。

本作に向けては今後6週間に1度、Founders Access Pass所有者向けにSnapshotが配信されていく予定だそうだ。それぞれ、ゲームの重要な側面を体験できるものになるという。またSnapshotのプレイヤーは、スクリーンショットのほか、動画やストリーミング配信も可能とのこと。そのため、今後本作の開発過程は、Snapshotのプレイヤーを通して定期的にシェアされていくかもしれない。


なお、開発元のMidnight Societyは、ブロックチェーンゲームとNFTを専門とするPolygon Studioとの提携を発表。本作に向けてもNFTが導入される旨を明かしている。Dexertoによると、Midnight Societyはユーザーに向けて、本作(当時「Project Moon」)がお金を稼ぐためのゲームではなく、NFTはあくまでオプション要素であると説明している。

『DEADROP』はMidnight Societyにより、現在開発中だ。

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