和風協力ホラー『怨念』日本語に対応し、Steamにて2022年8月リリースへ。地下に眠る忌まわしい屋敷を探索、2人で一緒に脱出を目指す

 

パブリッシャーのSCRY SOFTは7月5日、『怨念(Malice)』のSteamストアページを公開した。同ストアページによると、本作は日本語字幕に対応し、2022年8月にリリース予定。オンライン協力プレイに対応しており、本作は2人協力プレイ専用の作品となるようだ。


『怨念』は、地下空間に隠されていた謎の屋敷を探索する、2人協力プレイ専用のサバイバルホラーゲームだ。ある日、本作の主人公たちは日本の神秘的なお寺を訪れていた。しかし寺を訪問している最中に、突如彼らの足元が崩落。地下空間に落下した2人の前には、謎の建造物が存在していた。2人は地下から脱出するため、不吉な屋敷の中を探索。古く忌まわしき存在に立ち向かい、ときには容赦のない選択を迫られることとなる。


主人公たちが落下した地下には、屋敷以外に住居の並んだ区画が存在するなど、広大な空間が広がっているようだ。プレイヤーたちは提灯を片手に、過去に取り残された薄闇の世界を巡り、さまざまな仕掛けや恐怖と対峙していく。トレイラーには、血塗れの部屋や御札の張り巡らされた通路などが映されており、かつて起こった惨劇を想像させる。御札を周囲に浮かべた女性の姿も確認できる。彼女とは対峙することになるのかもしれない。

また地下空間には、漢字のダイヤル錠や将棋盤風の箱など、さまざまな仕掛けが用意されている。本作は、2人協力プレイ専用となっているため、誰かと一緒に恐怖に立ち向かいながら、謎解きにも挑むわけだ。なお本作はitch.ioにて、1人プレイ用のプロトタイプ版が配信中だ。同バージョンにおいては、家紋や五行を使ったパズルなどが登場。約1年前に初配信されたプロトタイプであるため、現行のバージョンとは異なるかもしれないが、血塗れの古びた屋敷の探索や和風の仕掛けを含めて、雰囲気は確認できるだろう。


本作を開発しているのは、マレーシアに拠点のあるデベロッパーNimbus Gamesだ。過去には、『Escape Z: Casual Puzzle Game』『Deliria』など、数作品をスマートフォン向けにリリース。現在、公式サイト上には本作を含めてホラーゲームらしき5作品のイラストが掲載されている。本作『怨念』に続いては、『AWAKE』というタイトルの開発が進められているようだ。

『怨念』は日本語に対応し、PC(Steam)向けに2022年8月配信予定。またプロトタイプ版は、itch.ioにて配信中だ。


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。