「#インディーゲーム遊んだリスト」がちょっと流行の兆し。100タイトル、どれを遊んだかで採点

Image Credit: Akupara Games on Twitter
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デベロッパー/パブリッシャーのAkupara Gamesは6月21日、Twitterにて「どのインディーゲームを遊んだか」を尋ねるチェックリストを公開した。自身のゲーマーっぷりを示そうと、この検定めいたリストに挑む者が増えているようだ。

今回公開されたのは、「あなたのインディーゲーマースコアは何点?」と題されたチェックリストだ。作ったのは、GDC Showcaseなどで数々の賞を受賞したADV『Mutazione』やなめくじネコが生き抜く話題作『Rain World』の販売を手がけたAkupara Games。リストには、人気・高評価作品を中心とした100作品に及ぶゲームタイトルが並んでいる。こうしたタイトルのなかから「遊んだことのある作品」にチェックをつけていくことで、挑戦者の“インディーゲーマースコア”が導き出されるわけだ。

盛り込まれている作品としては、『UNDERTALE』『Terraria』『Stardew Valley』『Among Us』『Fall Guys』などの大ヒット作品や、『FURI』『Oxenfree』『Path of Exile』『Darkest Dungeon』『Va-11 Hall-A』などのファンの強い支持を集める作品まで盛り込まれている。国産ゲームとしては『ゆめにっき』や『洞窟物語』など、フリーゲームが下地となった作品が登場しているようだ。なかには『Minecraft』『PUBG: BATTLEGROUNDS』など、現在ではインディーと呼んでよいのかわからない規模の作品も。とにかく、一定の評価を受ける幅広いジャンルの作品が取り揃えられている印象だ。

【UPDATE 2022/6/22 12:45】
国産ゲームおよび点数について記述調整

この挑戦状に挑む者たちも現れた。まずはAkupara GamesのCEOであるDavid Logan氏が挑戦し、100満点中65点のスコアを叩き出した。なお、同社Twitter担当者のスコアは71点であるため、CEOがちょっと負けている。一方では、97点を叩き出した猛者もいるようだ。そして『Citizen Sleeper』や『Neo Cab』などのパブリッシングを手がけるFellow TravellerのBen Kosmina氏も挑戦。51点とのスコアを記録しつつも、「いくつかのゲームは、てんかんのために遊べない」と伝えている。また、無茶苦茶な難易度のために断念した作品もあるようだ。

そして実は、このリストには誤りがある。『Slay the Spire』が2回出てくるのだ。この点についてツッコまれたAkupara Gamesは「もちろんわざとだよ、『Slay the Spire』が大好きだからだよ」としどろもどろに返答している。一方で、『Rune Fencer Illya』を開発中のAlex Miller-Okiyama氏は「2回チェックできるくらい遊んだからか」と納得。相当ヘビーに『Slay the Spire』を遊び込んだようだ。こうして、チェックリストを通じて作品への愛を語るユーザーも散見される。

この“インディーゲーム遊んだリスト”は、ゲーマーの自慢を誘う側面はあるだろう。しかし、多くの作品を遊んでいれば偉いわけでもない。リストが挑戦者にもたらした影響もさまざまで、お気に入りのゲームを振り返るユーザー や、リストのおかげで遊んでいない作品に気づけたとする者も。

このリストは単なる自慢の種ではなく、ゲームプレイの思い出を振り返り、新しい作品に出会うためのチェックリストとしても機能しているようだ。Akupara Gamesは、このチェックリストの未記入版を下記ツイートにて公開している。国内でもお馴染みの作品も多いため、挑戦してみてほしい。愛するインディーゲームや、未プレイの傑作を振り返るよい機会となるだろう。






※ The English version of this article is available here

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