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“死に覚え”ビル登りホラー『MOLDRISE』95%好評で熱い人気。キノコに体を蝕まれる最悪シチュエーションで、ひたすら屋上を目指す
Raffaele Picca氏は7月21日、ホラーゲーム『MOLDRISE』をリリースした。さっそく多くの好評を集めている。

インディーゲーム開発者のRaffaele Picca氏は7月21日、ホラーゲーム『MOLDRISE』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はさっそく多くの好評を集めている。
『MOLDRISE』は、不気味で薄暗いビルでひたすら上を目指すホラーゲームである。プレイヤーはビルの6階の住人である。ある日、奇妙な夢を見て目を覚ますと、左足がひどく痛むことに気がつく。見ると、謎のキノコが育っており、足の薬指と小指の間の肉を喰らっているのだ。すぐに対処が必要だと思ったのも束の間、プレイヤーの頭は1つの考えに支配されてしまう。屋上に行かなければ。上へ、上へ、上へ……何かに突き動かされるように、プレイヤーはビルでもっとも高い場所を目指すことになる。

舞台となるビルの形状は奇妙である。ビルの中心部分を貫くように日の当たらない吹き抜けが存在し、螺旋状に階段が続く。各階にはドアが1つ存在し、それぞれの部屋に住人が暮らす集合住宅となっている。部屋は30階まで存在し、偶数フロアにはエレベーターも通じているが故障している。ビルの内部は管理が行き届いていないのか、ひどく汚れており、どこもかしこも薄暗い。
プレイヤーはそんなビルの屋上を目指すことになるが、ただ登れば良いというわけではない。場所によっては階段が壊れていたり、通れなくなっている場所もある。そこで、各階のドアをノックし、住人との会話を通じて上に行く手段を探すことになるのだ。上に行かなければという強迫観念を抑えて、下の階に立ち寄らなければならないこともあるだろう。住人との会話には選択肢が存在するほか、時にはアイテムを求められることもある。

そんなビルの探索をしている間にも、プレイヤーの身体は足からだんだんとキノコに蝕まれていく。本作には幽霊もモンスターも登場しないものの、プレイヤーには体力の概念があり、時間が経過するにつれてどんどん減っていくのだ。ビルのところどころで水虫薬のようなキノコの侵蝕を抑えるアイテムを入手できることもあるが、あくまで一時しのぎの体力回復アイテムとなっている。
また、プレイヤーには空腹と渇きのステータスも存在する。そのため上を目指すには食料や水分も調達しなければならないが、何しろ汚いビルの中である。入手できる食料も、飲めそうな水分も、とても口にしたいと思えるようなものではないだろう。それでも命をつなぐためには、お腹を壊しそうなものを食べ、何が混ざっているかもわからない汚水を飲まなければならないこともあるかもしれない。
なお、プレイするたびにビルの構造や住人が変化することはない。死んでしまった場合、過去のプレイで得た知識をもとにして、どうやったら早く上を目指せるかを考えて再挑戦することになる。

そんな本作はリリースされてから多くの好評を集めており、本稿執筆時点で131件のレビューのうち95%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作はすぐそこに迫っている死をひしひしと感じられ、各階の住民たちとの会話も豊富な、物語性の強いホラーゲームである。ビルの構造が変化しないためプレイヤーの知識がそのままゲーム攻略の効率化に繋がり、何度も死にながら最適解を導き出していくゲームプレイはローグライク的でもあるとして高い評価を受けている。
本作を手がけるRaffaele Picca氏は、ドイツに拠点を置くゲーム開発者/アーティストである。ゲーム開発以外にも絵画、イラスト、粘土を用いた胸像、3Dモデルなど幅広い表現方法で作品を手がけている。過去にSteamではローグライト縦スクロールシューティングゲーム『Beat Invaders』や、デスクトップに置けるインテリアライト『MeltyFlow: A Cozy Desktop Lava Lamp』といった作品をリリースしている。手法を問わない同氏の表現力は、本作では不気味なビル内の空気感として存分に発揮されている様子だ。
『MOLDRISE』は、PC(Steam)向けに配信中。現在はリリース記念セールが開催されており、日本時間7月28日午前2時までの期間限定で定価の10%オフとなる税込1440円で購入可能だ。
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