開発会社トレジャー、新作を2022年内に発表へ。“ご要望の多い「あの」タイトル”を鋭意開発中

 

株式会社トレジャーは6月19日、同社設立30周年を迎えたことを報告すると共に、新作を開発中であることを明らかにした。2022年内の発表を目指しているとのこと。

トレジャーは、1992年設立のゲーム開発会社。元コナミの前川正人氏らが立ち上げ、メガドライブ向けのアクション・シューティングゲーム『ガンスターヒーローズ』でデビューした。その後、1990〜2000年代にかけて精力的に新作をリリース。数多くのオリジナル作品を手がけているほか、受託開発もおこなってきた。同社は時に“職人集団”とも呼ばれ、国内外に多くのファンをもつ。

一方で、近年は過去の作品の移植リリースが中心となっており、完全新作はしばらく出ていない。直近の作品は、今年5月にEpic Gamesストアにて配信された、縦スクロール・シューティングゲーム『斑鳩 IKARUGA』のPC版である。Steam/Nintendo Switch/PS4版に続いての移植となった。

『斑鳩 IKARUGA』

今回の発表にて同社は、設立30周年である今年に発表できるよう、“ご要望の多い「あの」タイトルを鋭意開発中”であるとコメントした。どのようなゲームを開発しているのか、現時点ではほかに情報はない。ただ、要望が多く寄せられているタイトルであるということは、完全新作というよりも、トレジャーがこれまでに手がけた作品に関連するものと考えられそうだ。

トレジャーというと、先述したタイトルのほかに、多人数プレイ対応アクションゲーム『ガーディアンヒーローズ』や、縦スクロール・シューティングゲーム『レイディアントシルバーガン』、アクション・シューティングゲーム『エイリアンソルジャー』、アクション・シューティングゲーム『罪と罰』シリーズなどでも知られる。発表ツイートに対しては、これらを含む過去作の続編や、現行機種への移植を期待する声が多数寄せられている。もっとも、要望に大きな偏りはみられないため、そこから“「あの」タイトル”を推測するのは難しい。

トレジャーは、2022年内に発表することを目指し新作を開発中。続報に注目したい。



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