『Apex Legends』でランページLMGとセンチネルが一時的に無効化へ。「無限チャージバグ」修正に開発元が動く


Respawn Entertainmentは1月6日、『Apex Legends』にてアップデートを実施した。全モードにおいて、一時的にランページLMGとセンチネルが無効化されている。これら武器のバグを利用した不正なプレイに対策するためだという。
 

 
ランページLMGは、ヘビーアモを使用するライトマシンガンの一種。弾速は遅いものの一発ごとのダメージが高く、中距離での撃ち合いで威力を発揮する。さらにテルミットグレネードを使ったチャージも可能で、この場合は連射速度も上がり弱点をカバーすることができる。一方センチネルは、スナイパーライフルの一種だ。1発ごとに排莢するため連射することは難しいものの、その分一撃の重さが魅力。こちらはシールドセルを使ったチャージが可能で、チャージ中は基本ダメージが増加する。

いずれの武器も、アイテムを消費したチャージが特徴的。今回明らかになっているバグ技は、このチャージを利用した不正行為だという。12月初頭、『Apex Legends』プレイヤーの間で、ランページLMGとセンチネルのチャージが無限に可能となるバグ技が発見された。この手法が容易だったことから、グリッチを利用した無限チャージのテクニックはユーザー間に拡散。ランクマッチでも頻繁に利用者が見られるなど、対戦環境に影響を及ぼしていた。こうした動きを受け、Respawn Entertainmentは12月10日に修正パッチを配信。一度は無限チャージバグが解消されたかに思われたものの、その後すぐ回避策が発見。依然としてバグ技が横行している事態が続いていた。

今回、改めてランページLMG・センチネルのバグ対策が実施されることとなったわけだ。今回のアップデートに際しては1月4日にはプロデューサーのJosh Medina氏から、ランページの問題に対策していることについて言及。さらにライブバランスデザイナーのJohn Larson氏は1月5日、無限チャージ問題にコメント。「私が個人的にBANをおこなうことはできませんが、何ができるか考えてみます」と述べた。直接的ではないものの、バグ技使用者にはなんらかの処断が下されることを示唆したわけだ。
 

 
今回のアップデートをもって、一旦ランページLMGとセンチネルは戦場から姿を消す。この間、問題に対して抜本的な対策をおこなえるかが肝となりそうだ。なお今回のアップデートでは、先日よりクラッシュ問題が伝えられていたバンガロールのスキン「MIL仕様」も無効化。ただし期間限定ショップでは依然購入が可能である。