『クラフトピア』向けのVRモードが“非公式”に作られる。VRビューModがユーザーの手により開発

 

国内のゲーム開発会社ポケットペアが早期アクセス配信中の『クラフトピア(Craftopia)』が非公式にVRビュー対応を果たしたようだ。以前開発されていたVRMModに続いて、今度はVRビューModが開発されている。


『クラフトピア』は、狩り/農業/ハクスラ/建築/自動化など、多彩な要素を意欲的に取り込んだ作品だ。ポケットペアより、Steamにて2020年9月に早期アクセス配信がスタート。1年を通して、マルチプレイの改善や武器耐久度の変更、ペットシステムの導入などアップデートが重ねられてきた。また2021年9月30日の「サマーアップデート2021」では、新しいレンダリング技術の導入によるグラフィックの改善や、クリエイティブモードの追加などが実施。現在はXbox One/Xbox Series X|S版もリリースされているほか、シームレスマップ化に向けた取り組みも進められている。


多数のアップデートがおこなわれてきた『クラフトピア』であるが、一方でプレイヤーの研究や工夫などにより、非公式の機能も多数開拓されてきた。リリース当初の2020年9月には、クラフトピア学会を称するプレイヤーたちにより、ベルトコンベアを利用したエレベーターが発明された。オブジェクト力学(壁力学)と呼ばれる法則の研究もおこなわれていた。また同じく9月には「VRMMod」の登場により、『クラフトピア』がVRM形式の3Dアバターを使ったゲームプレイに非公式対応。同Modを手がけたyoship氏は、現在ポケットペアに開発者として所属しており、『クラフトピア』もVRoid Hubとの連携機能により公式にVRMへ対応している。


そして今回のVRビューModは、サンフラワーふじ氏が開発中の機能追加Modだ。現在Modの一般公開などはおこなわれていないものの、公開中の動画では普段とは少し違った視点で桟橋に降り立ち、至近距離から3Dモデルを眺めている様子が確認できる。VRビューModの名が示すとおり、VRで『クラフトピア』の世界を見られるModなのだろう。「xxが実装されてました、実装していないのに」構文は、『クラフトピア』公式Twitterアカウントが使う、ユーザー作成コンテンツを褒めるおなじみの定型文。その構文にふさわしい、新たな発明が進められているわけだ。

『クラフトピア』は、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中だ。


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