オープンワールド工場建設シム『Satisfactory』大型アプデ「Update 5」がExperimental版に10月26日配信開始へ。多数の建築パーツ追加のほか、北の森エリアのマップ刷新も

 

Coffee Stain Studiosは9月25日、オープンワールド工場建設シミュレーション『Satisfactory』の大型アップデート「Update 5」のExperimental版リリースを10月26日に実施することを発表した。「Update 5」ではトラック関連の挙動変更や工場への装飾パーツの追加、建築システムの変更、マップの手直しなどがおこなわれる。これまでの大型アップデートと違って新しい工場設備やティア、マイルストーンの追加はないが、細かな部分のクオリティアップに力を入れたアップデートとなるようだ。
 

 
「Update 5」では、車両関連の挙動が改善されるようだ。トラックステーションではベルトコンベアのインプットとアウトプットが2つずつになるほか、UIに燃料消費量などの追加情報が表示されるようになる。車両の自動化システムにも調整がおこなわれ、自動運転の経路上に障害物が置かれた場合などに、車両がそれを回避して進むことが可能となる。また、崖に転落するなど通常では復帰不可能なレベルで車両が経路から外れてしまった場合も、車両が透明化して元の経路に戻るようになる。不安定な部分が多かった車両の自動運転機能だが、「Update 5」でかなり使いやすくなるようだ。

さらに、工場の建築パーツが多数追加される。柱や斜面用のフェンス、屋根、梁など、工場をより見栄え良くするパーツが実装されるようだ。工場建設シミュレーションを楽しむにあたり、工場の見た目にも気をつかうプレイヤーは少なくない。9月3日に公開された動画では、「Update 5」に登場する多数の建築パーツが紹介されている。工場の装飾にこだわりのあるプレイヤーは要チェックだ。
 

 
「Update 5」では建築パーツのほか、建築システムにも変更が加えられる。壁の種類などを切り替えやすくなるようUIが改善されるほか、条件付きで建築パーツ同士を重ねて設置することが可能となる。建築パーツは製造機械などの「ハードクリアランス」と装飾系パーツやベルトコンベアなどの「ソフトクリアランス」に分類され、ハードクリアランス同士でなければ重ねて設置できるようになる。前述の建築パーツ追加もあり、「Update 5」ではより幅広い工場設計が可能となるようだ。

マップの手直しも実施される。北の森エリアの外観が刷新され、マップ各地に存在する洞窟の内部も構造が変わるようだ。公開されている動画では、北の森エリアの新旧マップ比較がおこなわれている。がらりと雰囲気が変わっているのがおわかりいただけるだろう。
 

 
また、8月に公開された告知動画によると、変更がおこなわれるのは以下のマップ画像で色がつけられている部分で、場所によっては大きく植生が変化する。また、マップの赤色部分では大きな地形変更もおこなわれるため、工場設備が設置されている場合は稼働に影響が出る可能性もあるようだ。青色部分も地形の変更がおこなわれるが、赤色部分と比較して軽微な変更のため工場へ影響が出る可能性は少ない模様。
 

 
なお、マップの手直しは「Update 5」以降も継続して実施されていくようだ。今後のマップ変更計画は以下の画像のとおり。白色の部分は植生と地形が大きく変更される予定があり、変更の際は工場に大きな影響が出るそうだ。白色部分ほどではないが、赤色部分も工場に影響が出る可能性がある。緑色部分は軽い手直し程度で済む予定だ。いますぐにマップが修正されるわけではないものの、今後の建設計画の参考にしておくといいだろう。
 

 
グラフィックや工場の装飾面を中心に多くのアップデートが実施される『Satisfactory』「Update 5」は10月26日にリリース予定だ。なお、アップデートはテストバージョンであるExperimental版にのみ実施される。より安定したEarly Access版で遊びたい方はもう少し待つ必要があるためご注意いただきたい。