オープンワールド工場建設ゲーム『Satisfactory』今年ついに正式リリースへ。開発チーム総動員でバージョン1.0開発に専念


デベロッパーのCoffee Stain Studiosは2月3日、『Satisfactory』を2024年内に正式リリースすると発表した。公式サイトではバージョン1.0のクローズドベータテスト参加者の募集が開始されている。本作はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中。


『Satisfactory』は未知の惑星を舞台にした工場建設ゲームだ。2019年3月にEpic Gamesストアにて早期アクセス配信開始され、Steam向けにも2020年6月より早期アクセス配信中。本作でプレイヤーはFICSIT社の従業員となり、ソロあるいは協力プレイにてオープンワールド世界を探索。資源を入手して独自の工場を建設し、自動化させたり効率性を高めたりして拡大・発展させていく。

本作は昨年11月に配信されたUpdate 8にて、ゲームエンジンがUnreal Engine 5に刷新。グラフィック改善、建築の柔軟性向上などさまざまな変化が盛り込まれた。なおSteamユーザーレビューでは本稿執筆時点で13万件が寄せられ、うち97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。昨年末時点で550万本を売り上げており、高い人気を誇る作品だ。

今回、そんな『Satisfactory』の今後を発表する動画が公開。まずは“前座のジョーク”として「クリーチャーとのロマンス要素」を実装するといったウソのロードマップが紹介されたものの、動画の3分20秒ごろからは本当の計画が明かされている。本作では時期は未定ながら、2024年内にバージョン1.0となるアップデートが配信され正式リリースされる予定だという。


一方で正式リリースまでに本作に向けたアップデートは配信されない見込みだそうだ。というのも、開発チームでは2020年よりチームを分割し、Update 5以降のアップデート開発と並行してバージョン1.0の開発を進めてきたという。一方で先述のUpdate 8実装後、開発チームは統合されてバージョン1.0に集中して取り組んでいるとのこと。

バージョン1.0の開発段階は現時点アルファとのこと。実装予定のコンテンツがすべて開発されはベータ段階に移行したあとは、限られた人数でのクローズドベータテスト(CBT)を実施してリリースに向けて磨き上げていくそうだ。なおCBTの参加者募集はすでに公式サイトにて開始されている。

バージョン1.0で実装予定の要素については今回の動画では披露されなかったものの、新要素や不具合修正、物語を終えてゲームをクリアできるような要素も導入されるという。また専用サーバー(dedicated servers)も実装予定だそうだ。バージョン1.0での実装要素については公式YouTubeチャンネルの今後の動画にてお披露目予定とのこと。気になる人はチェックしておくといいだろう。


動画の最後には、早期アクセス配信を支えてきたプレイヤーへの感謝も伝えられた。なお正式リリース後も本作の開発は継続される見込み。正式リリース後のコンテンツを有料DLCとするか、無料アップデートとするかは現状では未定とのことだ。

『Satisfactory』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中だ。