『Battlefield 2042』新機能「バトルフィールド ポータル」発表。『BF3』などシリーズ過去作のコンテンツも組み合わせ、戦場を作成・共有

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Electronic Artsは7月23日、「EA Play Live」にて『Battlefield 2042』の新情報を公開。本作にて実装される新たなマルチプレイコンテンツ「バトルフィールド ポータル」を発表した。同コンテンツは、プレイヤーが戦争のルールを自由に組み換え可能なマッチクリエイト機能。『Battlefield 2042』および、シリーズ過去作のコンテンツを組み合わせ、自分だけの試合を作成できる。

「バトルフィールド ポータル」では、シリーズ過去作からさまざまなコンテンツが集結。初作にあたる『バトルフィールド 1942』(以下、BF1942)、ナンバリング3作目の『バトルフィールド 3』(以下、BF3)、そして『バトルフィールド バッドカンパニー 2 』(以下、BFBC2)から、マップ・武器・ビークル・ガジェット・アタッチメントがリバイバル。プレイヤーはこれらのコンテンツを自由に組み合わせ、オリジナルマッチを作成できる。シリーズの垣根を超えた戦争体験を楽しめるわけだ。


オリジナルマッチの作成においてプレイヤーは、『Battlefield 2042』および、上述した過去作のマップや武器・乗り物などの中から、試合に登場させたいものを選択。試合環境を自由に構築できる。これにより、たとえば、“第二次世界大戦の兵士vs2042年の兵士”といったドリームマッチや、“全兵士ナイフvs全兵士AED(除細動器)”といったユニークな戦いもクリエイト可能。作成したマッチは公開することができ、全プレイヤーはユーザーによって作成されたオリジナルな戦争体験を楽しめる。従来のカスタムサーバーの拡張版と言えるだろう。

ゲームモードの設定

マッチを作成するにあたり、まずプレイヤーはゲームモードの設定をおこなう。コンクエスト/スモールコンクエスト/カスタム/ラッシュの4つのベースルールが用意されており、カスタムでは0からルールを構築可能。後述する各システムを細かく調整できる。一方、コンクエストを選択すると、最大128人での戦い、スモールコンクエストでは最大64人での戦い、そしてラッシュを選択すると、最大32人での戦いをベースとした試合を作成できる。

次にプレイヤーはマップを選択。「バトルフィールド ポータル」では、『Battlefield 2042』の全7つのマップにくわえ、6つのクラシックマップも利用可能。『BF1942』『BF3』『BFBC2』から2つずつマップが登場し、新旧合計13種類用意されたマップの中から、プレイヤーは自由にマップローテーションを組むことができる。収録されるクラシックマップについては、以下のとおり。

・『バトルフィールド 1942』
―「Battle of the Bulge」
―「El Alamein」
・『バトルフィールド 3』
―「Caspian Border」
―「Noshahr Canals」
・『バトルフィールド バッドカンパニー 2 』
―「ARICA HARBOR」
―「VALPARAISO VILLAGE」


上記のクラシックマップを『Battlefield 2042』に再録するにあたり、マップ内のすべてのアセットは最新のフロストバイトエンジンで再構築。4K/60FPSに対応し、ビジュアルや環境面のスケールアップも図られているようだ。たとえば、「Battle of the Bulge」には新たな破壊表現が追加。また漁村を舞台とした「VALPARAISO VILLAGE」には、マップ面積がより広くなった干潮時のバージョンも新たに収録されるという。このように、すべてのクラシックマップは、128人での大規模な対戦にもなじむように再設計されているようだ。くわえて各マップには、より密な戦いを楽しみたいプレイヤー向けに、小規模版も用意されているとのこと。

基本ルールとマップのほか、ゲームモードの設定では、プレイヤー人数を自由に調節することも可能。最大128人まで参加(PS4とXbox One版では最大64人)でき、チームごとの人数を非対称にすることもできる。極端な例を出すと、片方のチームを127人。もう片方のチームをたった1人に設定して対戦することもできるわけだ。また、“全員スナイパーvs全員ショットガン”のような試合の作成においては、ゲームバランスを考慮し、あえて両チームの人数を不均等にしたい場合も考えられる。そのような時に人数の調整機能を活用できそうだ。


シリーズの設定

ゲームモードの設定を終えると、次にプレイヤーはシリーズの設定をおこなえる。この設定では、『Battlefield 2042』『BF1942』『BF3』『BFBC2』の中から、試合の舞台にしたいタイトルを選択。特筆すべき点は、チームごとに別のタイトルを選べるということ。これにより、異なる時代の兵士や武器、ビークル同士で対戦させることが可能。これはシリーズ史上初の試みとなり、プレイヤーはあらゆるシチュエーションの戦争を創造できるようだ。

タイトルを選択すると今度は、選んだシリーズに登場する兵科・国・武器・ビークル・ガジェット・アタッチメントの中から試合に登場させたいものを決めていく。たとえば、『BF3』を選んだ場合、武器としては「SCAR-H」や「P90」、ビークルとしては「AH-64 APACHE」や「M1114」などを選択可能。また、『BF1942』を選ぶと、「BAR 1981」や「M1911」などが。『BFBC2』を選んだ場合は、「SPAS-12」や「THOMPSON」などが用意されており、シリーズファンにとっては懐かしい武器・兵器の数々を自由に組み合わせることができる。


マッチの詳細設定

ルールやマップ、シリーズの選択など、大まかな設定は以上で完了。一方、「バトルフィールド ポータル」では、さらに細かい設定もおこなえる。フレンドリーファイアのオン/オフやエイムアシストのオン/オフをはじめ、ヘッドショットやボディショットの倍率なども調節可能。倍率はチームごとに異なる値を設定することもでき、作成したいマッチの内容に応じて、一方のチームにハンデを与えることもできるようだ。

そのほか、兵士については、自動回復のオン/オフ、落下ダメージの有無、スプリントスピードなどもマッチの詳細設定に含まれる。UIについては、コンパスとミニマップの表示/非表示の切り替えなど、調整項目は多岐にわたる。また、『Battlefield 2042』から新たに実装されるAI(Bot)兵士まわりの設定にも手を加えることができ、Botの参加人数や、その強さも調整可能。くわえてBotについては、作成したマッチのテストプレイをおこなう際にも活用できるそうだ。


ルールエディタ

さらに「バトルフィールド ポータル」には、より細かい設定をおこないたいプレイヤー向けに、ルールエディタと呼ばれる項目も用意されている。これはビジュアルスクリプトツールを用いたロジックエディタとなっており、複数の条件を組み合わせることで、マッチ内のシステムを構築可能。たとえば、敵を倒した際、その敵は何をドロップするのかなど、マッチ内のキャラクターやオブジェクトの動き、反応を制御できるわけだ。このエディタを駆使することで、より手の込んだ戦争体験をクリエイトできるだろう。

以上、一連の設定を終えると、作成したマッチに名前・タグを付与。パブリックに公開できるほか、一部のプレイヤーのみが遊べるようにパスワードのセットアップも可能とのこと。マッチの作成を完了すると独自のサーバーコードが生成され、クリエイター本人はいつでもマッチ内容の変更・調整ができる。またマッチ内の設定は、プレイヤー間で共有も可能。これにより、共有したプレイヤーからフィードバックを貰い、作成したマッチを改善していくこともできるとのことだ。


以上が今回発表された「バトルフィールド ポータル」の概要となる。自分で作成したマッチについてはマイエクスペリエンスとして登録され、ほかのプレイヤーが作ったものはコミュニティエクスペリエンスと呼ばれるカテゴリに含まれるようだ。また、過去シリーズのモードなどを再現した、公式が作成するマッチ(オフィシャルエクスペリエンス)も用意されるとのことで、クリエイトが苦手なプレイヤーも「バトルフィールド ポータル」のコンテンツを存分に楽しむことができそうだ。そのほか、同機能に向けては、ローンチ後もコンテンツが追加されていくとのこと。

なお、「バトルフィールド ポータル」を通じたマッチ作成については、ゲーム内からではなく、ウェブページからおこなうことになるようだ。モバイル機器などを通じ、プレイヤーがアイデアを思いついたその場で戦場を作成できるようにという方針のもと、ウェブページをベースとしたクリエイト機能にしたという。一方、自分がクリエイトしたマッチについては、ゲーム内からも確認できるとのこと。


『Battlefield 2042』においては、3つのマルチプレイ体験のうちの2つ「全面戦争」と「ハザードゾーン」がこれまでに発表済み。今回の「バトルフィールド ポータル」の発表をもって、3つめのマルチプレイ体験が披露されたかたちだ。一方、「ハザードゾーン」の詳細はまだ明かされていないほか、本作に登場する残り6つの兵科の詳細も伏せられたまま。新モードの発表で期待が高まるなか、今後のさらなる続報にも注目していきたい。

『Battlefield 2042』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Origin)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに、10月22日発売予定。予約購入者は、今後実施されるオープンベータテストへの早期のアクセスが可能となっている。

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