稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』大型アップデート配信。肥溜めを使った食材の鮮度回復錬金が修正、猫と犬の同時抱っこも可能に


国内のパブリッシャーであるマーベラスは6月23日、『天穂のサクナヒメ』にてアップデートを実施した。未使用ボイスの実装を含めた追加仕様や、登鯉を含めた一部武技、肥溜め関連の修正などが含まれている。アップデートは、先行してPlayStation 4/Nintendo Switch版に配信中。なる氏によると、PC版も今日から明日にかけてアップデートが配信されるそうだ。


今回のアップデートでは、肥溜めに食料を入れ、取り出した際の挙動が修正された。『天穂のサクナヒメ』では、一部の材料に消費期限が設定されている。期限を過ぎた食材は、腐った食材になってしまうなど、別のアイテムに変化。腐った食材は肥料に使えるなど、食材が完全に無駄になってしまうわけではないものの、折角集めた肉や魚が腐ってしまうのはもったいない。そこでプレイヤーに発見されたのが、肥溜めを使った食材の保存方法だった。

本作には、よりよい米を作るため肥溜めに余った食材などを投入し、肥料を作るシステムが導入されている。肥料は、肥溜めに材料を入れてから一定時間経過後に完成するが、完成するまでの間に肥料作成をキャンセルし、材料を取り出すと、なぜか食材の鮮度が回復。一部プレイヤーの間では、食材の永久保存方法として、衛生面に問題のある方法が利用されていた。開発したえーでるわいすは、このバグを認知していたが、2020年12月1日の更新履歴によると、修正難度と危険度が高いため修正は保留していたようだ。今回のアップデートで、肥溜めに食材を出し入れすると鮮度が回復するバグは修正されたわけだ。なお、もう一方の「食材を肥溜めに入れたままにすることで、鮮度を保つ」方法については、修正されず残されている。


また今回のアップデートでは、犬と猫が同時に抱きかかえられるようになっているほか、外から家に返ったときに犬が出迎えてくれる演出や、一部未使用ボイスの実装、食料の複数加工、ゲーム終盤の縁側休息デモの内容変更なども実施。多数の調整もおこなわれており、牛の田起こし性能の強化、肥料になにも入れなかった時の養分値が10%から5%へ弱体化、ゲーム後半のボスの強化、高波返し/雷霆万鈞/登鯉の体勢を崩す力の計算ミスの修正、冬の間に種籾選別および田起こしをおこなうと作業完了後の時間経過が起こらないバグの修正などもおこなわれている。パッチノートは多岐にわたるので、公式サイトをチェックするといいだろう。


『天穂のサクナヒメ』は、PlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに配信中。6月4日には、ダウンロード/PC版を含む世界累計出荷本数100万本突破も報告されている。