『Fallout 76』バトロワモード「Nuclear Winter」9月終了の方針を発表。同モードのプレイヤー人口減を受けて

 

Bethesda Softworksは現地時間6月10日、『Fallout 76』のバトロワモード「Nuclear Winter」を9月を目処に終了する方針を発表した。発表は公式ブログ内でおこなわれ、終了に伴う補填や、次なるPvP(対人戦)モードについても触れている。

「Nuclear Winter」は、『Fallout 76』に含まれるPvPバトルロイヤルモードだ。4人までのチームを組んで、マッチ内最大52人での戦闘が楽しめる。マッチ内容や成績によって経験値が入ると「監督官ランク」が上がり、さまざまな報酬が手に入るというシステムだ。
 

 
発表の中でBethesda Softworksは、コンテンツの終了予定に至った理由について「時間が経つにつれて、プレイヤーの興味が他のモードに移ってしまった」、「人口減に伴い、マッチメイクに困難が生じ始めた」、そして「バトロワモード用の有意義なアップデートを用意することが難しくなった」といった理由を挙げている。人口が減少傾向にあるモードより、多くのプレイヤーへのコンテンツ提供にリソースをあてたいという判断だろう。

Bethesda Softworksは今回の決断について、「終了の判断は難しいもので、決して安易に行ったわけではありません」と述べ、「Nuclear Winter」を楽しんでいるプレイヤーへ謝罪した。くわえて、そういったプレイヤーに対しては「PvPの機会を提供しようと取り組んでいる」として、新PvPモードの構想を示唆している。
 

 
なお、「Nuclear Winter」終了後にも、稼いだ監督官ランクや監督官チケットなどは無駄にならないとのことだ。終了時には補填として監督官ランクごとに6枚、最大600枚までのPerkコイン、および監督官チケット1枚ごとに1枚、最大200枚までのPerkコインがキャラクターに付与されるとのことだ。また、終了前に1マッチでも完了すれば、同モードモチーフのC.A.M.P.用ペナントが入手可能だ。

また、同モードの監督官ランク報酬については別の入手方法も用意される予定だ。しかし、Vaultボーイ像などの一部アイテムについては、終了までに獲得したプレイヤーだけの限定アイテムとなるとのこと。『Fallout 76』プレイヤーで同アイテムを求める方は、9月の終了前に手に入れた方がよいだろう。

今回の発表には次回アップデート「Steel Reign」についての情報なども含まれている、詳細は公式ブログ記事を確認されたい。なお、『Fallout 76』は記事執筆現在、PC版のフリープレイウィークエンドを開催中だ。終了は北米時間6月16日を予定している。