『Apex Legends』ジブラルタルのガンシールド、クレーバーなど超過ダメージも貫通仕様へ。ライフラインのUlt、パッシブ調整も開発者が触れる

 

シーズン8の開幕が近づき、さらなる賑わいを見せる『Apex Legends』。コミュニティ上では新シーズンに関するトピックが多数あがっており、特にレジェンドの調整をめぐっては多くのユーザーがさまざまな意見を交わしている。中でも直近でスポットが当てられたのはジブラルタル。ヒットボックスの大きさがたびたび議論の的となるジブラルタルであるが、今回はそんな彼のガンシールドについて、開発者のひとりがその調整方針を語っている。 

ジブラルタルといえば、その大きなボディと荒っぽくも心優しい性格が特徴的なディフェンス型レジェンド。パッシブ・戦術ともに防弾に長けたアビリティを有しており、自身の防衛のみならず味方のサポートにも優れる。特に開けた場所の多いオリンパスにおいてはウルトの空爆も相まって、パーティーに不可欠な存在になりつつある。まさに装甲要塞の肩書きに違わない性能を持つ彼であるが、一方でさらなる調整が必要だと考えるユーザーも。 
  

 
中でも特にコミュニティユーザーからスポットを当てられているのは、ジブラルタルのガンシールドの仕様だ。主に2つの点に対して調整が望まれており、ひとつはシールドが壊された際に余剰分のダメージも吸収する点。もうひとつは、シールドに与えたダメージ値が進化アーマーのポイントに累積されない点だ。前者はクレーバーを例に挙げると分かりやすい。ガンシールドの耐久値は50であるが、現在の仕様だとクレーバー1発のダメージ(胴体145)も完全に無効化できる。つまり、超過分のダメージは自身のHPに影響しない。 

一方、ガンシールドに与えたダメージについては、進化アーマーの進化ポイントに加算されない。そもそも戦績における与ダメージにも反映されず、データ上では敵にくらわせた攻撃として判定されていないわけだ。以上2点の仕様について、一部ユーザーからは調整を望むコメントが寄せられている。つまり、ガンシールドへの余剰ダメージの有効化および、与えたダメージが進化アーマーやステータスへ反映されるようにしてはどうかとの意見だ。 
 

 
こうしたユーザーの意見に対し、Respawn Entertainmentにてライブ・バランスデザイナーを務める開発者JayBiebs氏がコメントを寄せている。それによると、ガンシールドへの調整(余剰ダメージの有効化と与ダメージの反映)はシーズン8にて実施したいと考えているという。ただし、来週配布されるシーズン8開幕時のパッチには、前述した調整は含まれていないとのこと。というのも、ガンシールドについては被ダメージ関連のバグが発見されており、いまはその修正を優先しているようだ。このバグ修正は来週のパッチにて適応されるのだろう。 

一方、コミュニティ内ではジブラルタルだけでなく、ライフラインの調整を望む声も多数。ジブラルタルのアームシールドよりも、ライフラインの自動蘇生の方が厄介だと述べるユーザーも少なくなく、また、アルティメットの使い勝手が悪すぎるとの意見も見られる。これらの意見に対しても前出のJayBiebs氏はコメントを返信しており、ライフラインについては今後アルティメットを強化する方向での調整を検討しているようだ。一方、そのためには幾度ものテストとフィードバックが必要だといい、ライフラインを急いで調整することは避けたいとのこと。なお、来週のパッチにライフラインの調整は含まれていないようだ。
 

 
前述のように、ジブラルタルのガンシールドやライフラインのアビリティをはじめ、レジェンドの性能をめぐっては日夜コミュニティ上で議論が交わされている。特に新シーズン開幕時に配布されるパッチにおいてはレジェンドに大規模な調整が入ることも多く、シーズン8のパッチ内容が明かされた際にはコミュニティはよりいっそう盛り上がるだろう。一方、今回スポットを浴びたガンシールドの仕様やライフラインの調整については、もうしばらく待つ必要がありそうだ。ひとまずシーズン8に向けたパッチ内容の公開を楽しみに待ちたい。