『Apex Legends』ワットソン強化アイデアに開発者が反応。フェンスのオンオフやUlt回収など、ドリーム機能へのジャッジやいかに

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『Apex Legends』における「ワットソン強化のアイデア」が注目を集め、その議論に開発者がが反応している。 昨年浮上した彼女の調整の難しさがふたたびホットな話題となっているようだ。

天才肌の電機技師ワットソンは、本作のキャラクターの中でも突出して個性的な性能の持ち主だ。篭城線を得意とするレジェンドで、敵の行動を妨げることに特化している。防衛型といえば最近強化され“かけ”たコースティックもいるが、与ダメージに長けた博士よりもワットソンはより回避・回復に適したアビリティを有している。戦術アビリティの「周辺セキュリティ」を使えば、接触した敵の位置を通知するフェンスを設置可能。さらにアルティメットアビリティの「インターセプターパイロン」を設置すれば、周囲に飛来するグレネードなどの投てき物を無効化。範囲内では味方のシールドも回復できるなど、より支援向きの能力だといえる。 

いずれの能力もサポート系で戦力には直結しないため、慣れないうちはなかなか強みを発揮しづらい彼女。使用するプレイヤーは少数派で、コミュニティからはワットソン強化を希望する声がたびたび上がる。そうした声に開発チームが反応を見せたのが去年の11月末のことだ。ワットソンが強化されない理由の秘密が明らかになった(関連記事)。 
 

 
ゲームデザイナーのDaniel Zenon Klein氏によれば、ワットソンの勝率は初心者帯〜競技シーンに至るまで非常に高い。それに反して彼女を使うユーザーが少ない理由は、ワットソンを使いこなした際の「満足度」にあると指摘している。ワットソンを使用する意義はすなわち、周辺セキュリティのおかげで敵がやってこないこと。あるいはインターセプターパイロンのおかげで敵がグレネードを投げられないことである。つまり「何も起こらないこと」こそがワットソンの熟練である証なのだ。 

セキュリティエンジニア的な渋好みの性能ともいえるが、それだけに少し使っただけでは強さの実感が湧きにくいのも事実。Klein氏は引き続きディフェンダーとしての彼女の強みを活かしつつ、より直感的に楽しさを感じられる調整を加えたいと話していた。以来、今のところワットソンには目立った強化は見られていない。勝率自体は高いだけに、手を加えるには慎重にならざるを得ないことがうかがえる。 

一方、ユーザー間における改善の要望はいまだに根強い。その理由のひとつは、Klein氏が指摘した満足度の問題だけでなく、現環境との相性もあるだろう。シーズン7で追加されたマップは開けた環境が多く、篭城戦には不向き。最終リングが平原になってしまうと、もはやワットソンが打てる手は皆無に等しい。くわえて厄介なのが、今をときめくホライゾンの存在だ。どれだけフェンスを設置してもグラビティリフトで上から「ふわっと着地」されてしまうため、侵入阻害を是とするワットソンにとっては天敵に等しいレジェンドとなってしまった。 
 

 
これらの現状を踏まえて、海外掲示板Redditユーザーのひとりがワットソンの能力改善のアイデアを提案した。その内容は次のとおりだ。まず戦術アビリティのフェンスについては、耐久力を25→50に増加。その上で新たな効果として、「オンオフ機能」を追加する。キー入力でフェンスの有効/無効を切り替えられるようにして、任意のタイミングで効果を発揮できるようにするのだ。フェンスがオフになっていると思って通行しようとした敵を驚かす、ちょっとした妨害効果が狙いとのこと。さらにインターセプターパイロンは回収可能にし、残り時間によってUltゲージを回復できるように。パッシブアビリティの「天才のひらめき」はアビリティのCT短縮だけでなく、5秒ごとにシールドを2回復できるようにする、といった案が挙げられている。 

該当の書き込みは2800件以上のUpvoteを獲得しており、前出の開発者Daniel Zenon Klein氏も反応。特にフェンスのオンオフ機能については好感触だったようだ。どの状況で役立ってどれだけ使用されるかは未知数ながらも、「20回に1回ゲーム中で起きただけでも超クール」と述べている。一方、 Ultやパッシブに関する提案についてはそうもいかない様子。やはり実際問題として彼女が高い勝率を誇っているということがハードルとなっているようだ。勝率データを見てみると、全レジェンド中5番目の高さを誇るという。ただし現在、ワットソンは最上級者レベルでもほとんど見られなくなっており、競技シーンでもかつての「ほぼ100%」のピック率よりは下がっているとのこと。こうした状況を受け、“ほとんど見かけない”レジェンドを“うんざりするほど見る”存在にしてしまうことは容易いとして、依然強化には慎重な意向を示した。 
 

 
勝利に直結するパワーは簡単にキャラクターを楽しいものにできるが、ワットソンに関してはこれ以上強力にしない方向で楽しさを引き出していかなくてはならない。もしパワーを与えざるを得ないなら、すでに彼女が有しているアビリティを強めるかたちで調整する必要があるだろう、とKlein氏は締めくくる。昨年より続いてきたワットソンに対するコミュニティの関心の高さと調整の難しさが、改めてあらわとなったかたちだ。2021年を迎え、元日からクリプトと和解するなどアクティブな動きを見せてきた彼女。ふたたび議論となったことで、今年は昨年以上に動きがありそうだ。 
 

*なお現在「ファイトナイト」新スキンで1倍ホロスコープを見ると、帽子で前が見えなくなるバグが報告されている。 

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