『オーバーウォッチ』日本をテーマにした新マップ「Kanezaka」発表。猫カフェやラーメン屋などが存在する城下町

 

Blizzard Entertainmentは12月17日、『オーバーウォッチ(Overwatch)』の新マップ「Kanezaka」を発表。PTR(パブリックテストリージョン)向けにリリースした。


新マップ「Kanezaka」の披露に合わせて、本作のゲームディレクターJeff Kaplan氏による解説映像も公開された。Kanezakaは、もともと『オーバーウォッチ2』の開発に向けたスタッフ拡充によって新たに加入したレベルデザイナーが、Blizzardのツールに早く慣れるために試験的に制作したマップだったそうだ。しかし、その出来が良いことから正式に制作し、実装することになったのだという。

Kanezakaはデスマッチ・チームデスマッチ用となり、日本をテーマにしたマップ「Hanamura」の城を望む、いわば城下町という設定だ。その環境には本作の物語に絡む要素やイースターエッグが散りばめられており、『オーバーウォッチ2』に繋がる要素も存在するそうだ。Kaplan氏は、マップ内のグラフィティひとつひとつに注目してほしいとコメント。また、いずれゲンジ・ハンゾー以外のシマダ一族についても知ることになるだろうとしている。

Kanezakaにはそうした作品背景に繋がるもの以外にも、たとえば猫カフェなどの楽しいディテールも詰め込んだそうだ。またゲームプレイ面においては、Kanezakaマップはエリアごとに異なるヒーローの力を発揮できるデザインになっているという。


映像にてKaplan氏は、2020年は新型コロナウイルスの影響により大変な状況ではあったが、『オーバーウォッチ』においては開発チームが『オーバーウォッチ2』の制作に軸足を移しているなか、新ヒーローであるエコーのリリースや各種イベントの開催、大小さまざまなアップデートの配信などを成し遂げることができたと述べる。その『オーバーウォッチ2』については、2021年2月に開催予定のオンラインイベント「BlizzConline」にて続報を届けるとしている。

『オーバーウォッチ』は、PC/PS4/Nintendo Switch向けに国内販売中。新マップKanezakaは、PC版のPTRでのテストを経たのち、2021年1月初旬〜中旬に正式リリースされる。